不良な君達のお世話係になりました。【ハイキュー】

好きなくせに？ ページ48

『二口くんっ！！！！！！！』







黒尾を庇うわけじゃなくて。むしろもっとやってほしいけど

やっぱりそういうのは見ていられない……




二口「………そーやって遊ぶのはちがう女にしてください」



黒尾「………は、重てぇ」






まだふらつく足で

二口くんのもとへ




ぐい、と制服をつかんで、次の一発を止めようとする。





赤葦「Aさん！危ないですよ！！！」







『やだっ………！！二口くん！これ以上こんなことしないでっ…』




止めようとするけど、毎回変なタイミングで黒尾が割り込んで入ってくる。








黒尾「つーかさあ。二口も二口でなんであの瞬間、俺を殴らなかった？」









.










二口「………っ！！」






黒尾「好きなくせにどーすることもできねえお前に、偉そーに言われたくねえなぁ〜？」









黒尾のその言葉で、二口くんは黒尾から離れた。








黒尾と目が合い、鼻で笑われた。

わたしはなぜかそれに、再び泣きそうになった。

なんなんだろう自分……

泣き顔を見られたら、黒尾に何か言われるから逃げよう……






ふらりと教室を出る。

どこに行ったら一人？屋上はまた誰か来るかもしれない。


とりあえず一人にー…………









.









.









.









二口「Aさん！！！！」






ガシ







痛く掴まれた腕。だんだんと力がこもってくる。








『…………二口、くん』






ポロリ、涙がこぼれた。

○いぇい！！！○→←酷い音。

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