不良な君達のお世話係になりました。【ハイキュー】

酷い音。 ページ47

逃げられるわけもなく。





『ふ、ぁっ……』






チュ、チュとキスをされていく。

そしていきなり、深くなっていく。






及川さんの時みたいに、急所を蹴ってやろうかとも思ったけど、片足を黒尾に踏まれてふらつく。





灰羽「あーっ！！黒尾さんっ！何やってんですかぁ！」






ガシッ









『っ、ゲホッ、ゴホッ、』





突然、雑に誰かから引き剥がされた。




って……


まさかの引き剥がしたのは灰羽くん。








灰羽「皆の目の前で何やってんですか〜。さすがにAさんも傷つきますよ！」



黒尾「あ？んなのどうでもいいんだよ」







『っ、ハア、ハッ………』




今回は助けられた………






ゴシゴシと手の甲で唇をまたこすって、今度こそ涙を流す。





黒尾「おーおー。目の前で酷いことするなぁ」



二口「おい……黒尾……！！！」




黒尾「なに呼び捨てしてんだよ」






私は岩泉さんと及川さんに手を取られ、黒尾と離れたところまでつれられた。





及川さんは悲しそうに微笑み私の頭を撫でるけど、それが本当に優しくて、また涙が出そうになる。







岩泉「ったく………あいつ、何考えてんのか分かんねえ」



菅原「A！大丈夫か？俺だってしたいのに……」



及川「ちょっといきなり？！笑」






こっちではなぜか呑気に話しているけれど、目の前では殴り合いが起こり始めた。






『っ！何して………』





二口くんが。殴った。





床にドスンと倒れる黒尾。

その上に二口くんがのっかって、再び殴り始める………









バキ、







酷い音が、また、した。

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