不良な君達のお世話係になりました。【ハイキュー】

勘？ ページ25

黒尾side









黒尾「マジだりー」





研磨「さっきからそれしか言ってないじゃん」




黒尾「いや、だってその一言に尽きるから」




研磨「クロもじゅうぶんウザくてだるいよ……」





黒尾「ひどくね？」









屋上。

研磨と屋上に来て、床に寝転び(寝転んでるのは俺だけ。)、青空を睨む。




ピコピコ、と隣でゲームの音が聞こえてくる。


あいかわらず、研磨と二人きりの時は俺は素直だ。






研磨「あんまり酷いことしないほうがいいと思うよ」


黒尾「っんだよ、研磨見てなかったくせに」


研磨「いや、勘。どうせその、転校生っていうかー……家族の人に何かしたんでしょ」







…………家族とか言うな。



イライラする。

実際、俺はずーっと研磨ん家に泊まってたからあいつと喋ったことないし。




でも、顔を見たらイライラする。
たぶん、それはあいつも一緒だと思う。





研磨「………クロって超めんどくさい」



黒尾「は？笑」





研磨はゲーム機から目を離さずに静かに言った。



謎だよ。
研磨は何を考えてるのか分かんねえ。

たまに、ゾッとする。







研磨「………誰かに取られてからじゃ遅い。」




黒尾「………あ？」





研磨「……でも、家族は恋愛対象に見れない。」




黒尾「ん〜意味分からないです研磨サン？」




研磨「………俺も。」





黒尾「ちょ笑」









ガバ、と起き上がって、呆れながら研磨を見た。
研磨はあいかわらずゲームに夢中。


無表情なまま、謎の発言をする。









研磨「………でもクロはきっと、その人を好きになる」






黒尾「ふざけたこと言うなよ？」




研磨「ふざけてなんかないよ」




いつもより低めの声で静かにそう言うと、ようやく研磨はゲームから目を離し、俺を見た。



しかし、まだ無表情だ。







猫のような目が、俺を見つめて。




正直寒気がするほどの怖さ。






研磨「まあ……」









研磨「勘。だけど…」









………研磨はその"勘"が





よく当たる…………

○オ塩です○→←本気じゃねーと。

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