不良な君達のお世話係になりました。【ハイキュー】

私の、ファースト○○… ページ15

大体、今日会ったばっかりですよね



なんか、聞いてたらタラシ的な感じするんですけど〜……






赤葦「………本当に久しぶりだな、この反応。確かにAさんは美人だけど……」






え、美人 〈だけど〉？



なんですかそれ赤葦くん？





二口「ちょー可愛い………////正面から見たらちょーヤバい…///」



オイオイオイ？



なんかさりげにスッと手を握ってきたではないか。


こやつ、絶対慣れとるな。







『や、やめてください！！』



二口「………傷つく」




『えっ、あっ、ごめんなさいッ……』





どうすりゃいいのよ！！！！






でもよく見たら二口くん、整った顔してるしなあ……何か可愛いし……





じゃなくてな！？









どう返事をすればいいのかと悩んでいると、あいつ……



黒尾鉄朗と目が合った。


ずっと………見られている気がする。

何か、まだ言いたいことでもあるのか……






すると、あいつは立ち上がった。


大きな音を立てて。


そりゃ皆、あいつの方を見るだろう。




なんだなんだ？どうした？


って、仲間が声をかける。



するとそいつは私の方へと向かってきた。





なんだか危険な予感がする……





すぐに目の前にきた、黒尾、鉄朗。




二口くんを押しのけている。
押された場所が痛かったのか、二口くんは顔を歪ませた。




『ちょっと……！何やってんの？！二口くん、怪我して………









っんぐッ………！！！？？』









その瞬間、頭が真っ白になった。



前が真っ暗で、目を開けているのに何も見えない。


どうして？？


そして………


この、私の唇に、当たっているものは……なに？









『………っ、やだッッッ！！！！』




ドン！と前にいる奴を押す。
そのときに唇が変に当たって、ガリ、という音がして。




黒尾「…黙ってくれねえ？うざいお前。」



『………っ、っ、っ…？！？！』





そんなこと言って、平然と前で突っ立っている、黒尾鉄朗。



周りはシン、と静かになった。







唇が、痛い。さっきので切れ、た？



目が熱い、涙が、出る。






私は、その教室から一気に飛び出して。
場所なんて分からないけど、無我夢中で走った………









ああ……私の、ファーストキス……

オ塩です。→←マジ系。

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