不良な君達のお世話係になりました。【ハイキュー】

手当て。 ページ12

とりあえず腕とか足とか


血が付いているのを拭き、消毒液をつけて包帯やらを巻いていく。


消毒液をつけると痛そうに漏れる声。




男だろ我慢しろ！！！









赤葦「………ってか、今更なんですけど、この方は……？」




松川「俺らのお世話係。」




赤葦「お、世話……？！」



及川「まあ、だからさー。怪我とかしたらこうやって、手当てしてくれるとか？？」





何か間違っている。
間違っているが、Aは二口の手当てに必死で訂正せず。






『これで、大丈夫かな……』





大丈夫？？


そう言って、二口くんの顔を覗き込む。

目が、あった。




かなりやられたのか、痣も多くて、汗だくで、見ていられないほどにボロボロで。



目をそらしたいところだけど、なんかそらせないというか………





二口「っ……まだ、痛いとこ……ある、」



『ど、どこ？！背中側かな……』





全身を見直すけど、ほとんどが包帯でぐるぐる巻きにされて、もうどこもないはず……





と思っていたら、手を掴まれた。



『………？？』





ぐい、と引っ張られて、その手は二口くんの服の中へと入れられた。









…………………んんん"？！？！






二口「バットでやられちまってさぁ……腹、超痛い。撫でて」




『い、いやいや……何言って
及川「ちょ何やってんのマジで！！！ニロちゃん！！」


うるさい奴現れた←



花巻「俺が撫でてやるわァ笑」


二口「そんな、ゴツい手、や、です」




『………い、痛いなら仕方ないんですかね』



見てて辛いので
撫でて治るのならば。
(夢主鈍感すぎて、もう、うん。ね？)




ソッと……

細いけどガッシリしている、お腹に触れた………




『ケンカなんて、やめてください』





二口「それは……無理、俺ら、ケンカ、しないと………」






"強く、なれない"






なんて、バカなことを言う。



それは違う気がする……

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