深紅に染まれ 〜ジャック〜 ※リクエスト※ ページ2
コツッ…コツッ…
靴音を響かせて、一人の男が歩いていく。
長い桃色の髪が、ふわりと揺れる。
男は扉を開けて、部屋に入った。
「おはよう、Aちゃん。よく眠れたかしら？」
女性的な口調で、男…ジャックは少女に話しかけた。
少女の体には、無数の赤い痕が残っていた。
無言の少女に、ジャックは微笑んで、額にキスを落とす。
「良い子ね、アタシの可愛いアリス…もう声も枯れちゃったけど、大丈夫よね？あなた、強い子だもの」
少女の髪を撫でて、ジャックは笑みを浮かべる。
赤と緑の瞳が、キラリと光る。
「ねぇ、アタシすっごく喉が渇いてるの…だから、いいわよね？」
ジャックは、少女の柔肌に牙を突き立てた。
ぢゅっ…ぢゅう…
「んっ…はぁ…美味しい…Aちゃんの血、すごく美味しいわぁ〜」
少女の血を啜りながら、ジャックは恍惚の表情を浮かべた。
少女から滴る血が、ジャックの服にシミを付ける。
「あはっ、Aちゃんの血って綺麗な赤ね…このまま全身に浴びちゃいたいくらい」
血濡れた唇で、ジャックは少女に口付けた。
舌が絡み合い、唾液が滴り落ちる。
「愛してるわ、Aちゃん…」
掠れ声しか出ない少女を抱き締めて、ジャックは囁いた。
ステンドグラスから差し込む光が、床に広がった血を照らしていた。
続く
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白猫ノエル(プロフ) - ミリアさん» (*´σｰ｀)ｴﾍﾍありがとうございます！ (2020年7月4日 19時) (
レス) id: 33a32e24e2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ジャック君カッコいいです！とっても良いですね！ (2020年7月4日 19時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
白猫ノエル(プロフ) - ミリアさん» 了解しました〜(｀･ω･´)ゞ (2020年7月4日 19時) (レス) id: 33a32e24e2 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - リクはジャックの裏でお願いします。 (2020年7月4日 18時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白猫ノエル | 作成日時：2020年7月4日 16時
