Baby sugar knight Ⅱ【K.N】 (ページ18)

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忘れられない想い出ページ18

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定時の一時間前。

『飲み行こうぜ』

二宮からのメッセージが届いた。

昨日もチエちゃんと外食だったし「家で食べる」と返せば『チエちゃんも一緒』とすぐに返って来た。

透かさずチエちゃんに連絡すれば『二宮がどうしてもっていうから』と返事が来る。

二日連続で外食。だけどチエちゃんに会えるのは嬉しい。

三人でご飯は多分大学生の時以来。顔を見合わせたのはついこの前だけど。

残業にならないように仕事を早急に済ませ、待ち合わせのルミネに向かった。

またルミネ？とさすがに飽き飽きしていたけど、三人の会社の中間地点にあるから集合しやすい、という理由でルミネを選んだらしい。チエちゃん曰く。

「二宮は？」

待ち合わせ場所に着けばチエちゃんがいた。二宮の姿はまだ見えない。

「車置いて電車で来るとか言ってた」

「車だとお酒飲めないからか」

「まだ来そうじゃないし先行っちゃう？」

「そうだね」

二宮を置いて先に店に入ることにした。

チエちゃんが二宮にラインでお店を伝えて、先に二人でビールで乾杯をした。

「彼氏は？大丈夫？」

「最近仕事忙しいみたいで帰り遅いから大丈夫」

彼氏と同棲中だというチエちゃんに問えば、少し寂しそうにそう口にした。

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