67.お宝のため、ハチのため ページ29
[月光城]
クラブ(a) side
クラブ(a)「よし。行こうか。」
ここからは切り替えていかないと。
ロコ「はい。ここからは気をつけた方がいいですね。」
俺達は歩き出した。
ジョーカーは大丈夫じゃないがここはハチが優先だ。
ジョ「おいっ、まてよー。」
そう言ったジョーカーは走って俺のところに来て、すぐにしがみついてきた。
全く…。
______
_________
_____
かれこれ約5分。ハチは全然見つからない。
クラブ(a)「ハチ〜!」
ロコ「ハチく〜ん!」
ジョ「な、なぁ、もう少し静かーに探そうぜ?」
クラブ(a)「おい、そんなことまだ言ってんのか?そろそろ慣れろよ…。」
ロコ「いつまでたってもみつかりませんよー。」
さっきから猫が通り過ぎるごとに「ひっ!」だの、「うわっ!」だのと言っている。
もー。
ロコ「それにしても、12号がここにいるとは思いませんでした。」
ジョ「12号って、ダウトのことか?」
クラブ(a)「あの、しゃべる猫?」
ロコ「そうです。」
ジョ「あいつは、プロフェッサークローバーと一緒に俺の家から『時を告げる女神』っていうお宝を盗もうとしたんだ。」
ロコ「12号は僕が研究施設を抜け出すきっかけを作ったんです。でも、それも計画の一つでした。彼らは進化の時間を短縮する研究を狙っていたんです。」
ジョ「進化の時間……、時を告げる……、『時』か…。」
おいおい…、これ、あと二つ保つのか?
まあ、あと一つだが。
「にゃー。」
あ。
ジョ「うっ、いやあああああああああ!!!」
ロコ&クラブ(a)「はぁー。」
ジョーカーはさっきいた大広間の方へ一目散に走って行ってしまった。
どうやら上手く猫を調整してくれたらしい。
危なかった。
俺達はジョーカーを追いかけた。
____________
______
___
ダンッ!
勢いよくドアを開けたジョーカーはそこが大広間ではないことに気づいた。
後に続いた俺達も驚いた。
ジョ「ここは?」
暗くて何も見えない。
カチャン。
ライトが点灯する。
その先には吊された檻に、閉じ込められたハチがいた。
口は塞がれている。
ジョ「ハチ!」
ダウト「待ちくたびれたわジョーカー。」
檻の近くの椅子に座るダウト。(正確には乗っている)
ジョ「ダウト、、」
その手前にキラリと光る剣が見えた。
ジョ「あれは、王者の聖剣!」
ラッキー怪盗道具
クイーンの剣
13人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sleeper(プロフ) - ハニートースト 通称,ハニトン!さん» ありがとうございます。そのように思って頂けるなんて光栄です。更新も頑張ります。最近の話はオリジナルの内容が多いのでしっかり読んで頂けるとうれしいです。 (2019年4月4日 12時) (レス) id: f153ef9291 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン!(プロフ) - めっちゃ面白いです!読んでてドキドキしました!!更新応援します!! (2019年4月3日 9時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗マリン(プロフ) - Ellen☆さん» ありがとうございます。まだまだ駆け出しですが、頑張っていきます! (2018年11月4日 12時) (レス) id: bac295efd7 (このIDを非表示/違反報告)
Ellen☆ - 初コメ失礼します。読んでいて、続きが楽しみになりました!これからも頑張ってください! (2018年11月4日 0時) (レス) id: 0744a9f242 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ