26.怪盗も忍法を使う ページ28
[甲賀の城 天守閣]
アルトside
アルト「フゥ。自分で仕掛けたものを自分で引っ掛かりに来る何てないよ普通。」
俺の役目は天守閣の仕掛けを解除する事だ。
ちからは未完成だし…
正直、面倒くさい。
この仕掛けを簡潔に言うと、宝はシャチホコの上にカモフラージュしてあり、それをさわると体が痺れてしまうというものだ。
つまり、壁にあるスイッチを切ると終了。
でも、本当は切ると警報機が鳴る仕組み、と伝えてあるが、まっぴら嘘だ。
宝を取った俺は下を覗いてみる。
まだ、もちそうだ。
ここは、“ある仕掛け”を掛けられそうだ。
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ジョーカーside
刀が迫ってくる。
ジョ「うわっ!」
俺は下の階に落ちた。
背中がいたい。
起き上がろうとするも目と目の間に刀を
置かれる。
百鬼丸「いいか、よく聞けジョーカー。ハチはドジだけど、本当にいいやつだ。それがよりによって怪盗になるとは…。お主さえ居なければ、忍びの道から外れることもなかったのだ!」
ジョ「違う!怪盗を目指すって決めたのはハチ自身だ!」
カンッ!
背から刀をだし、百鬼丸の刀を弾く。
百鬼丸「刀を隠し持っていたのか。」
ハッ!と俺が跳ぶ。
百鬼丸「逃げるか!甲賀忍法奥義!竜王烈火!」
火の竜が俺に迫ってくる。
ジョ「うわぁぁぁぁぁっ!」
___________
アルトside
フゥ。仕掛けが完成した。
また下を覗いてみる。
アルト「おっと、そろそろハチを呼びに行かないとだな。」
___________
百鬼丸side
ボチャン。
ジョーカーが池に落ちた。
池に向かう。
百鬼丸「恨むなよ。こうなる定めだったのだ。」
俺は月を見る。
百鬼丸「今宵は月が実に冴えて見える。怪盗のタヒにはふさわしい。」
池を見る。
百鬼丸「ああっ!」
浮かんできたのは丸太。
百鬼丸「これは、変わり身の術!ばかな、ヤツも忍法を使えるというのか?」
ジョ「そのとーり!」
見上げると仕留めたはずのジョーカーがいた。
百鬼丸「ジョーカー!どうしてお前が忍法を?」
ジョ「ちゃんと勉強したもん。」
百鬼丸「なにぃ?」
ジョ「フフーン。」
ジョーカーが上に指を指す。
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アルトside
えっと…ここら辺かな?
窓を覗く。
ビンゴ!ハチがいた。
アルト「いくよ!」
俺はジョーカーから貰った爆弾トランプで壁を爆発させる。
ドッカーン!!
上手に穴を開けられたようだ。
そのまま俺たちは天守閣へ向かった。
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Sleeper(プロフ) - ナギデビルさん» 頑張ります!これからもよろしくお願いします。 (2019年4月5日 17時) (レス) id: f153ef9291 (このIDを非表示/違反報告)
ナギデビル(プロフ) - 頑張ってくださ〜い、であ〜ル (2019年4月4日 14時) (レス) id: 254e8a5b03 (このIDを非表示/違反報告)
Sleeper(プロフ) - ナギデビルさん» ありがとうございます。この作品を素晴らしいだなんて言ってくださるなんて思ってもいませんでした。これからも頑張ります! (2019年4月4日 12時) (レス) id: f153ef9291 (このIDを非表示/違反報告)
ナギデビル(プロフ) - いい作品とても素晴らしいのであ〜ルこれからもガンバなのであ〜ル (2019年4月3日 13時) (レス) id: 254e8a5b03 (このIDを非表示/違反報告)
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