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肩を抱かれたままみんなの元へ戻ると、すぐさまラウが駆け寄ってきて、めめの腕をはがして俺の腰を引き寄せた。そのまま大きな手にお尻の割れ目をなぞられて、ぞわっと這い上がってきた快感に体が震える。ラウに凭れかかりながら照兄を盗み見ると、俯いているせいで表情が読み取れない。
俺、やらかしたかも。あれはたぶん、ううん、ぜったい怒っとる。今日は機嫌がいいのかもなんて油断してもうた。
今日はなにされるんやろってそればっか考えてしまって、インタビューは何を応えたかおぼえとらん。気づいたらいつも通りお洒落な音楽が流れてる照兄の車で、これまたいつも通り免許を持ってない2人に挟まれて座っていた。
dt「康二は自覚が足りないみたいだね」
kj「、なんの？」
ru「俺たちにどれだけ愛されてるか」
両耳を同時に口に含まれて、違う舌の動きや擽ったい熱い吐息に思わず勝手に繋いでいたダテの手を手繰り寄せて自分の口を塞いだ。舌打ちが聞こえて顔を上げると、バックミラー越しに照兄と目が合って。その鋭い視線にすら興奮してしまう俺は、ほんまへんたいやな。
目的地についても、俺はもう立っているのでやっとやった。
ru「耳だけでこんなへろへろになっちゃうのにめめも誑かそうとするなんて、わるいひとだね康二くんは」
kj「ちが、っぁう、」
dt「隅から隅まできっちり洗ってあげる」
服のままいつのまにか用意されていた泡風呂に入れられて、噎せ返るような甘い泡に酔いしれてしまいそうになる。
kj「っ、ダテ、ふく、」
dt「他のやつらにべたべた触られてたでしょ？」
kj「そんな、ぁ、」
捲りあげられたトレーナーの裾から侵入してきたダテの指が胸の飾りを摘んで、痺れるようなきもちよさから逃げるとじゃぶじゃぶと波が立つ。
水を含んだトレーナーが重たくて、まるい浴槽の蓋に手をかけて背を向けるといつのまにか曝け出されていたそこにいきなり二本の指が挿しこまれて、前立腺にギリギリ届かないところで踊りだす。
kj「、！ひぁッ」
ボコボコと沸き出す音に驚くと同時にちょうど自身にジャグジーがあたってしまって、加えられた振動によってかちかちのそれはすぐに果てた。
まとわりつく衣が床に放られて、背中にダテの肌がくっついただけで挿れられてないのに快感が駆け巡る。
kj「も、いれてや、っ」
dt「んふふ、じゃぁいくよ」
音もなく滑るように侵入してきたものに、圧迫感に安堵して涙が溢れた。
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月9日 21時
