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酸欠のせいで押しつけられた壁伝いに座り込みそうになる俺を抱きとめた逞しい身体に縋りつく。
kj「も、…いきなりびっくりするやんか、」
iw「…だって、」
夜まで待てなかった、と俺の唾液でよごれた唇が首筋におとされる。
iw「さっき阿部に頭なでられてたじゃん、」
kj「ん、っ、2人で出た生放送のおはなししてただけやで？」
iw「最近膝枕しすぎ」
なかなか拗ねひーくんは直らんらしい。
kj「んふふ、ごめんな？」
iw「わらうな、」
kj「しっとしてくれたん嬉しいわ」
iw「それ、ふたりにも言ってんの？」
kj「ん？あのふたりはあんま嫉妬しぃひんもん、照兄だけやで」
膨らんだ頬を指でつついて、きゅ、と真一文字に結ばれた唇に少し背伸びをして吸いつく。体を支えるために照兄の二の腕に触れただけで、美しい隆起が脳内に蘇る。
iw「康二、？」
kj「まだ時間じゃないやろ？あとちょっとだけ」
このあとの仕事もがんばれるように、抱きつく腕の力を強めて肺いっぱいに照兄の匂いを取り込んだ。
部屋からスタジオまでの間、照兄の指を絡めとってぷらぷら揺らすと珍しくそのままでいてくれた。きっと今日は機嫌がいいんやな。
あぁ、はやくこの指になかを掻き乱されたい。
mm「康二おいで」
これからペアで撮影するお相手のめめに招かれて膝の上に座ると、そこじゃねえと悪態吐きつつも退かさないのがめめきゅんの優しいところ。
撮影もそのまま始まって、可愛い上目遣いがよく見えるように前髪をはらう。
kj「前髪伸びてきたなぁ」
mm「ん、…康二さ、」
kj「ん？なに？」
mm「最近、可愛くなったよね」
kj「、へ？」
瞬時に顔があつくなって、あからさまに照れていることが露呈してしまった。
mm「なんていうか、、…色っぽくなった、のかな？」
kj「そ、そんなん俺にきかれても、、わからんわ、…っ」
とくとくと響く鼓動がうるさくて、めめに聞こえないようにそこをおさえるとめめが手を重ねてきた。
kj「、めめ…っ？」
俺の手を退かしたと思ったらぷちぷちと黒いシャツのボタンが外されて、胸元がはだけていく。
『はい、目黒さん向井さんOKです！』
肌に触れられてしまいそう、というところでカメラマンさんの声で我に返った。
mm「あーぁ、あとちょっとだったのにね。ざんねん」
めめ…それは、本心で言ってるん、？
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作者名：微.
| 作成日時：2020年8月9日 21時
