33話目 ページ33
授業が終わる。
tn「友達おらんねんのやろ、教科書届くまで隣で見せよか」
『前の言葉がなければ辛辣じゃなかったよろしくお願いします』
tn「素直」
今日後輩来る気配ないな、今のうちに図書室行こうかな。よし
『トントン、図書室どこ』
tn「ん〜？お前入学して何年や」
まだあんまりたってませんね。一年生の気分だから私。
「トントン、帰らないの？」
tn「おー・・・」
トントンは私と夢見を交互に見る。
tn「悪い、今日はグルさんと帰ってや」
「お話聞いちゃった。図書室に行くんでしょ？私も行きたいんだけど」
ちらりとこちらを見る。おうよく分かってんじゃん。
『帰るわ』
tn「頼むから俺挟んでギスギスせんといて」
『それはすまん。いいよ、気にすんな。一人で行くわ』
そこまで迷惑はかけられん。
tn「かまへんって。夢見、悪いんやけど。」
子供を諭すように言い聞かせれば、分かったといい教室を出ていく
『いいの？』
tn「俺もそろそろ夢見離れせなあかんし」
『なにそれ』
tn「あー、うん、なんでもない」
濁された。聞かないほうがいいやつねオッケー理解。
図書室に到着。本棚を歩く。
『これと、これとー・・あ、これも』
tn「乱読するなぁ」
『まぁね、あ、これも借りよう』
tn「なんやそれ」
『世界史と絵画のこと書いてある』
tn「好きなん？」
『どっちもね』
四冊借りればしばらくは退屈しないだろ。本を抱えてカウンターに向かう。
『あれ、いない』
tn「あぁ、これ奥にいるん。ドアあるやろ」
『あるわ』
tn「司書はいつもあそこにおるんよ。」
トントンは身を乗り出してドアに声をかける。
tn「おーい、エミさーん」
「あぁ、はいはい」
物音が聞こえ、ドアが開く。この図書室の司書の方か。物腰柔らかそうな雰囲気がある。
em「トントンさんと・・たしか、キョウカさんやったか」
『よく分かりますね』
em「まぁね。珍しい組み合わせやな」
tn「せやろ。こいつが図書室の場所知らんらしくてな」
余計なことを言うんじゃねえと横腹を突く。
em「そうでしたか」
『あ、借ります』
em「はーい」
カウンターに本を置く。ぴっぴっと機械音。どうぞ、と本を返される。いやちゃんと向き直してくれるの優しさ。
『これからはちょくちょくくるんで』
さっきの発言のフォローとはならないが、本当だからね。
em「ふふ、お待ちしております」
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ぽていとう - 世界一かっこいい骨の戦闘曲…だと…！？やっぱ神だよね⭐︎ (6月20日 20時) (
レス) @page7 id: c6d2a356b9 (このIDを非表示/違反報告)
ピラフ大好き - めっちゃかっこいいし面白いって神か？あっ！神だ（確信） (2020年11月29日 13時) (レス) id: 274814f204 (このIDを非表示/違反報告)
#よにん。＠str48＆変人系カップル(プロフ) - niさんとの自己紹介爆笑ｗｗｗ面白かったです！ (2020年8月13日 2時) (レス) id: 024f1c0ff1 (このIDを非表示/違反報告)
モンテージ - カッコよき！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: 17ee63c14d (このIDを非表示/違反報告)
パイ生地(プロフ) - 連投失礼。なんでこんな素晴らしい作品にもっと早く出会えなかったんだって口から出てました。 (2020年3月15日 3時) (レス) id: 41604f8360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
| 作成日時：2020年1月10日 19時
