30件目 実はあの見た目 ページ31
yk「先生とお話したいことがあるので、先に戻ってもらっていいですか？大丈夫、必ず説得してみせますから！」
そういわれ何も言えず、大学を出て屋敷に戻ることに。あの様子だと説得にそう時間はかからないだろう。
『戻ってきてっかな』
私が大学にいる間、彼らは情報収集のため外に出払っている。時刻は太陽が傾き始める頃。微妙な時間だなおい。
部屋に戻ると、既に色々と紙を広げて話し合う二人の姿が。
gr「おかえり」
ut「おかえりー」
『・・ただいま』
部屋で待つことしかしてこなかった私が出迎えられるか。少し気恥ずかしい。
gr「エーミール、元気そうだったか？」
『うん。いま紫が説得代わってくれている。多分来てくれると思う』
ut「お！良かったわ！」
『うーん、あのね大先生？』
床に座ってあぐらをかく彼の頭をひっぱたく。
ut「あぁん！！」
えっ汚い
『お前！グルッペン死亡説出てたのなんで言わないの！？』
gr「えっ」
ut「あっ」
『お陰で一瞬テンパったんだからなおいごら！』
gr「待て待て待て俺死んでないぞ」
ut「待って待って待って忘れてたん！」
『無能オイゴラァ！』
思う存分しばき倒した後、グルッペンにエーミールから聞いた情報を話す。
gr「確かに不自然やな」
『グルッペンは幽閉されるとき、何か言われなかったの？』
gr「何も。淡々と処理された。殺されるんかと思ったが手出しもされてない」
牢獄にいた彼を思い出す。不衛生であったが、生傷などはなかった。放置というのが正しい判断だったのだろうか。
gr「・・ふむ」
『ま、取り敢えず先にシャワー浴びさせて。』
ut「僕と入る？」
『てめぇは自分の無能加減を反省してろ』
ut「厳しい」
バスルームから上がると、部屋に一人増えていた。話し声が聞こえたし聞き覚えのある声だからエーミールかと思ったが
『・・え、だれ』
全体的に色が抜け落ちたかのような風貌の男。黄土色の髪の毛を七三に分け、瞳孔は白目とほぼ同じだが、うっすらと色がついてる。
em「あ」
『？？？』
gr「エーミールだが？」
『？？？？？』
ますます混乱するんだが。エーミールは申し訳なさそうに頭をかく。
em「すいません、あれ変装だったんです」
『あ、あぁ・・・』
良かったびっくりした。私実は違う人と会ってましたとかそういう展開かと思った。
ut「なんや、ハゲ隠しでもしとったん？」
em「変わらないですね大先生。失礼なところとか！」
ut「あぁん？童貞のくせに女子大の教授やってんとちゃうぞ！？」
em「ええやんけ別に！」
仲良しだなぁ。
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ネメ - grちゃん視点のヘラちゃんのシーンマジで鳥肌立ちました...文才神... (5月18日 1時) (
レス) @page22 id: eb05b364fd (このIDを非表示/違反報告)
ノコキノ - めっちゃ面白いです！夢主の性格がなんかカッコイイし…！更新頑張って下さい！続き楽しみです！ (2022年3月2日 16時) (レス) @page46 id: d2ad17c9e0 (このIDを非表示/違反報告)
himahima(プロフ) - え...かわいい...好きです (2021年7月28日 4時) (レス) id: aa9925d685 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく(プロフ) - 今更見つけました()好きです、更新待ってます！ (2021年4月3日 1時) (レス) id: c9684e4af6 (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 突然の東方要素(好き) あっ、(この作品)すきです。 (2021年2月1日 21時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
| 作成日時：2019年9月9日 12時
