ねえ、せんぱい （緑）

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『マジで潰す』



七五三掛「そんな怒んないでよ！(笑)酔っ払ったのはそっちでしょ？」


『飲ませたのはそっち！！』


七五三掛「勝手に自分が飲んでたじゃん」


『っ、てか、なんで中村くん呼んだの？バカなの？アホなの？』



七五三掛「Aの為だよ」



『このバカ！！！破滅しろリア充め！！！！』









ほんとに、まじで嫌い。


今朝、目が覚めれば私の手を握って眠ってる中村くんがいた。



昨日は酔っ払った記憶は確かにあった。だけど、それからは本当に記憶がなくて、







またやらかした。また中村くんに迷惑をかけた。





どれもこれもこの天使のお面を被った小悪魔のせい。









七五三掛「Aいつまで経っても成長しないじゃん」


『…そんな事ない、』


七五三掛「過去に縛られすぎ」


『…それは、』



七五三掛「愛すより、愛された方が幸せだよ」









……んなの、死ぬほど聞いてきた。


愛されたい、そう思うけどその分私もその人を愛したいんだよ。









七五三掛「如恵留も言ってたよ。Aには幸せになってほしいって」


『…そんな事言ってたっけ？』


七五三掛「うん、だから頑張れ」









頑張れって、何を。


まだ言いたい事聞きたいことは沢山あるけど休憩時間がもうすぐ終わる事に気付き、すっきりしないままオフィスへと戻った。








戻ると中村くんと松田くんは真剣に事務作業をしており、『おつかれー』と声をかける。


……はあ、縛られすぎてるなんて今更分かってる。




……………ダメダメ。今は考えない！そう！無心！









中村「せんぱい」


『どした？』


中村「せんぱい今日ご飯行きましょう、絶対」


『絶対…？』


中村「そう、絶対」


松田「俺も行きたい！」


中村「元太は今度。せんぱいに話したいことあるんで」








有無を言わせない圧を感じて、


…なんか、心無しか怒ってない？

やっぱり昨日のこと怒ってるよね？？








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