ブーゲンビリア (ページ45)

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朝、下に降りればみんな揃ってた。

「大ちゃん特性の丼ぶりやで！」とエプロンを付けた大ちゃんに声を掛けられる。朝から丼ぶりなんてキツくない？なんて思ってたけど、匂いに誘われて席に着けば美味しそうすぎて早く食べたい。

かみちゃんの隣に着いて、みんなで合わせて食べ始める。

私がひと口食べるのを見守ってくる大ちゃん

『美味しい！！！』

「ほんま〜？！めっちゃ嬉しい！！！動画で見かけて、簡単やしと思って作ってみたんよ！！」

『大ちゃん天才！！』

「もう俺いつでも嫁げるで！笑」

『なんで嫁ぐ側なんよ、笑』

大ちゃんとそんな会話をしながら、ご飯を食べ終える。

今日はみんなオフやから各々ゆっくり過ごす事が決まり、片付けを終えてから自分の部屋へ向かった。

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「A」

『うわっ！！びっくりした、』

「話したい事あんねん」

部屋に入ろうとした時に、扉の間に手が入ってきて閉める事を止められた。声を掛けてきたのは流星で、そのまま中に入ってくる。

「昨日の事、無かった事にせんといて欲しい」

『…………冗談やろ、？私、地味やし、』

「俺が冗談でキスするような奴に見える？」

『そういう訳や無くて、』

流星にまさか好意を持たれるとは思わんかった。

そりゃ、嬉しいけど何て言うか違うというか……、

キラキラした眩しさは私には無い。やから、流星と隣を歩けるようなタイプでは無い。

「返事は待ってる。けど、この気持ちは変わらんから」

『は、はい……、』

「それだけ」

『うん、ありがとう』

「…あ、あとキスしたんは俺らだけの秘密な？」

しー、と人差し指を口元に持っていく。

何もかもが絵になる流星

……いや、ほんと、何で私を好きになったんやろう、不思議や。摩訶不思議。それだけを言うと流星は部屋を出ていった。

秘密、か

ちょっとドキドキしたかも、

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