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ついに来た決戦日である九月九日、旧湾岸貨物操車場にて二代目東京卍會対関東卍會の最終決戦が繰り広げられる。
両チーム勢揃いし総長同士、一歩前に出る
万次郎の顔は変わることなくただ佇んでいた
「関東卍會500人対東京卍會51人⋯こうみると圧倒的な差⋯」
「ふっ、慣れっこだろ？」
「タケミっち、オレはザコ10人はぶっ倒してモッチーとやる」
「オレもぶっ殺してやんねぇといけねぇ奴がいる⋯灰谷蘭！！タカちゃんの頭カチ割りやがって！！」
「オイオイ、それはオレの因縁だろ？」
「それより千咒！なんで”あの二人”が向こうに！？」
タケミっちの言う通り何でワカくんとベンケイくんが向こうに着いてるのか謎だ。
伝説が向こうについてるし半間も居る⋯私達にとって痛手に変わるかもしれない⋯だけど私達はやる事をやるのみ。
「ただでさえ強えぇ奴ばっかなのにさらに戦力増強してきたな⋯勝ち目あんのか？」
「ぺーやん、私達は負けに来たワケじゃない勝ちに来たんでしょうがこんなんで日和んな」
パシッとぺーやんの背中を叩いて鼓舞させれば皆の目の色が変わった
「オイテメェら”トーマン”が二つもいるか？いらねぇよなぁ？」
「ヒヒ、了解ボス⋯オイ！！ガキ共！三天戦争で王は決まっただろうが！！今さら古いチーム持ち出してんじゃねぇぞコラ！ガキの抗争はウンザリなんだよ！！それによぉーテメェら負け組の集まりじゃよぉオレら”関東卍會”の相手になんねぇだろうが思い出作りなら他でやれ！」
万次郎に続き春千夜が私達を挑発する様に言えば関東卍會の連中は笑っていた
「テメェらは”トーマン”じゃねぇよ」
「⋯⋯は？声ちっちゃすぎて何言ってっか聞こえねぇよ」
「そんなんじゃねぇんだよ⋯”トーマン”はそんなんじゃねぇ！！今日！！
「来いっ！」
総長であるタケミっちが特攻しそれに私らも続く
「バカめ⋯一番弱ぇオマエが特攻してどうする？総長のテメェが負けたらチームは終わりだぞ？」
「バカが！！」
「どけやああああ！！」
鶴蝶がタケミっちに一直線で走って来る
「！」
鶴蝶の右拳がタケミっちの左頬を殴るもフラつきはしたが倒れないタケミっちに鶴蝶は驚いていた
「こんなオレでも⋯」
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作者名：たまりんこ | 作成日時：2023年1月24日 11時
