#278 ページ38
「タケミっち！！」
「はい！」
言わずもがな二人揃ってその場から走り出した
「マイキーくん！なんで！？」
「なんでだ！？わかんねぇ！！けど目ぇ閉じて死んだAとオマエに目ぇ覚ましてくれって願って目ぇ開けたら今だった！！」
「どういう事っスか！？オレも死ぬ間際にマイキー君の涙が落ちてきてあったけぇって思ったら今でした！！」
「何が起きた！？タケミっち！！」
「わかんないっス！マイキー君！！」
それから二人揃って行く頭もなくひたすらがむしゃらに走りこの奇跡を喜び合った
「どういう理屈かわかんねぇけどさあの時オマエと繋いだ手に何か感じたんだ」
「オレは君に能力を譲ったつもりだったけど、その時握手で一緒にオレも戻っちゃったのかな」
「⋯これからどうする？タケミっち」
「オレ、ずっと一人で戦ってきました⋯でも！今は君がいる！」
「じゃあ二人でやるか？」
「オレたちのリベンジ！！！」
二人の決意が固まった
この奇跡はきっと神様がくれた幸せなんだ！
ここからまたマイキー君と一緒に皆を救って最高な未来にしてやる！
それからオレとマイキー君は走り続けた
タイムリープして小学生だったオレらは今は中学生となり
初代東卍の創設メンバーにオレと、マイキー君が傍に置いておきたいという意味でAちゃんも加わった。
もちろんAちゃんの喧嘩の腕は流石というべきで
オレが守られてる事が多かった⋯
そして、全ての元凶となり憎くて仕方なかった稀咲は今は友達、恋のライバルとして良き仲になり東卍に加入した
マイキー君も三途を入れた
暴走族なんて嫌だという三途だったが
Aちゃんが入ろうと誘えば仕方なく入っていた
それから真一郎君、場地君、一虎君、エマちゃん
柴家の三人、ココ君イヌピー君、イザナにカクちゃん
ムーチョ君みんなを救う為にオレたちは時代を駆け抜け
誰一人犠牲出さず皆を救う為でっかくなった東卍はついに解散として皆から見守れながら幕を閉じた。
それから11年後の2017年7月3日
教会のチャペルが鳴り響く今日
オレはついにヒナとの結婚式を開催した。
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作者名：たまりんこ | 作成日時：2023年1月24日 11時
