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武道side
マイキー君は慟哭し他の皆も驚愕していたり涙流す者も居た⋯。
Aちゃん⋯オレを庇って⋯
結果的にはオレも刺されて息も絶え絶えだ⋯もう長くはない⋯Aちゃんの想い無駄にしないうちに⋯過去に⋯
「負けてねぇぞ万次郎⋯黒い衝動ごと背負ってやる⋯バカやったらぶっ飛ばしてやる⋯けど忘れないで⋯君は一生オレの友達でAちゃんが愛した人だ⋯」
「友達⋯?愛した人⋯?」
「手を握ってマイキー君⋯君がトリガーだから⋯」
目の前で最愛の人を抱えながらオレと目が合うマイキー君の目はさっきのような衝動に駆られた目はしていなかった
Aちゃんの想いが届いたのだろうか
「何度でも⋯やり直して⋯助けるんだ」
「やり直す⋯?オマエ⋯何言ってんだよ⋯」
「しっかりしろよタケミチ!!」
「オレが⋯何度でも過去に戻って⋯Aちゃんを迎えに行ってあげ、て⋯皆と⋯笑って⋯」
「タケミチ?⋯タケミチ!オイ!!タケミチ!!あぁあああ!!!!!」
「目ぇ覚ましてくれよ!!!!」
ごめん、ヒナ⋯君と過ごした時間はとても幸せだった。
何度でも過去に戻って君との幸せ掴み取ったのに⋯ごめんな
泣き虫なオレの背中押してくれて、ありがとう⋯。
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作者名:たまりんこ | 作成日時:2023年1月24日 11時