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武道side
触れた踏切で
これは千咒が死ぬ未来やサウスの死⋯その時の未来が視れる様になった
それに段々と視える感覚が狭まってる気がする
そして触れた踏切では三途が電車でここに居る皆を鏖殺しようと企み電車を動かして実行する最悪な状況だった。
それを阻止するためカクちゃんとの戦いをやめて
カクちゃんにも説明して協力してもらい三途の乗ってる電車に行き二人で阻止するも三途は刀を持って俺達に対抗した
その際にカクちゃんは切られてしまった⋯だけどカクちゃんが言うには傷は浅いらしく三途を追いかけろと。
三途の手によってゆっくりと動き始めた電車を追いかけ操縦席に居る三途に掴み掛かると操縦室に飛び込んできたカクちゃんによって殴られ倒れていた
その間にブレーキはどこかと触ればまた未来視が来た!
死角から三途の刀によって俺が刺される⋯!?
急いで体を横にずらせばその未来視はやはり数秒後に起きて刀を避けることが出来た
それに驚く三途に隙が出来てカクちゃんが三途を外へと放り出した
邪魔が無くなり急いでブレーキをかけるも重いのか中々動かない
カクちゃんに手伝ってと後ろを振り向けば壁に背を預けて座り込んでる姿⋯傷が浅いなんてのは嘘で深かったんだ⋯!!
「絶ッ対ェみんなを助けるんだ!!諦めねぇぞ!!」
「どけタケミチ、オレがやる」
「一緒にだ!!」
一人でやろうとするカクちゃんに一緒にと言うも襟を掴まれ外へと投げ出されてしまった
この速さでは追いつくなんて出来ねぇ⋯!
カクちゃんに託すしかないと決意し行く先を見守る
するとブレーキ音を鳴らしながらゆっくりと電車は止まった
「止まった⋯奇跡だ!ふげぇよカクちゃん!カク⋯っ!!」
深い傷で出血も多かったのに尚頑張っていたカクちゃんは力尽き壁に凭れかけ目を閉じていた死んじゃってもおかしくない体だった⋯でも、本当に⋯!?
「カクちゃん⋯?死んじゃダメだ!!オレまだ御礼言ってねぇし助けてくれてありがとうってみんなを救ってくれて⋯ありがとうって⋯カクちゃん⋯」
震える手でカクちゃんの腕を握り下を向きながら涙を地面に落とす
「なんで⋯」
「タケミっち!!後ろ!!三途が来てるぞ!!」
三ツ谷君の声が耳に届き右を向けば日本刀を持った三途が歩いて来てた
「計画が丸潰れだ、花垣武道!!テメェはもう
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作者名:たまりんこ | 作成日時:2023年1月24日 11時