【七つの大罪】 強欲で、甘い恋。 【短編集】

料理中に。 ページ9

「たまにはAの料理が食べてぇ。」

ってバンが言うから、店のキッチンを借りて料理中。

さすがにバンには負けるけど、頑張って作ってみる。


バンが好きなのは……

なんて、ボーっと考えていると。


「いっ……！」

余所見をしていたせいもあって、指を切ってしまった。


「いった〜……」

結構血、出てるし。

とりあえず、食材には付かないようにしないと。


「A、どうしたんだ〜♪」

「あぁ、ちょっと指切っちゃっただけ。 大丈夫だから、心配しないで。」


「結構血ィ出てるじゃねぇか。」

「これくらい、全然平気。」


「ちょっと貸せ♪」

バンは私の手を取ると……


「……！？」

傷口を、舐めた。


「なに、して……」

「ちっとは良くなるだろ♪」

心臓の音が、大きくなる。


「ほら、これ貼っとけ。」

バンは、指に絆創膏を巻いてくれた。

「あ、ありがと……」


「危ねぇから、もう料理はいいわ♪」

「でも…」


「え、きゃ……っ！」

身体がふわりと浮きあがる。

バンに抱きかかえられているのだ。


「バ、ン……？」

下ろされたのは、バンの部屋のベッドの上。


「俺は、Aを食うからよ♪」


バンは、私に深いキスを落とした。



まだまだ夜は始まったばかり。









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昨日の放送、たつ兄がイケボすぎて死んだ(鼻血) 神回。

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