【ヒプノシスマイク】 Why don't you come My Division? -2nd- 【短編集】

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獣のような目で真っ直ぐ捉えられ、恐怖を感じた時には、唇を奪われていた。

貪るようにキスを重ねられ、微かに痛みが走る。



「いちろ……っ？ ん……っ」

首筋に噛みつかれ、顔を顰める。

コレって、よく見るアレでしょ。



「Aは俺のものって印。」

一郎は普段と変わらず歯を見せて笑うからズルい。



彼の熱い舌が、鎖骨、脇腹、太股、と全身を這う。

「い、ちろ……！」

手を伸ばすも、男性の力で抑えつけられてしまっては身動きができない。



「A……」

熱い息がかかり、甘い声で名前を呼ばれる度に、身体に電流が走る。



「あっ……ん……」

声が漏れてしまい、唇を噛みしめる。



「我慢しねぇで、Aの可愛い声、聞かせて。」

耳元で囁かれ、頬がかっと熱くなる。



「んぁ……いや……っ」

水音が脳内に直接響く。



快感を覚えたときには、一郎の服を握っていた。

彼も私の意図を察したのか、静かに笑う。

「可愛いな、お前は。」



彼の首筋に手を回し、何度も唇を重ねる。

耳を塞がれ舌を絡められ、頭がおかしくなりそう。

「いちろ……っ、ん……っ」

「A……はぁ……」

お互いに名前を呼ぶ声と、漏れ出る吐息だけが部屋に響く。



ふと動きを止めた一郎の表情は、いつもよりずっと大人びていた。

「A、愛してる。」









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月華姫様、リクエストありがとうございました！



エイプリルフール間に合った(と言いたかった)。



幻太郎先生誕生日おめでとうございました！(日本語)

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