【ヒプノシスマイク】 Why don't you come My Division? -2nd- 【短編集】

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気づいた時には、私の体は一郎に倒されていた。

「モタモタしてると、俺が奪っちまうぞ？」



「いちろ…ん……っ」

逃げ出そうとすると、唇を塞がれ、体の力が抜けていく。



「やめ……っ」

唇を僅かに開くと、その隙間を舌でこじ開けられる。

舌の絡む音が部屋に響く。

初めての感覚に対する戸惑いと、左馬刻に聞かれている恥ずかしさで心臓が高鳴る。



「一郎くん、A嫌がってるぜ？」

側に腰を下ろした左馬刻は、耳朶に触れる。

それだけのことなのに、体が跳ねた。



「コレだけで感じてんのか？」

左馬刻の低く掠れた声が脳内に響く。



「ちが……っ」

右耳に唾液で湿った舌を捻じ込まれる。

身体が震え、何故か視界が滲む。



「へぇ……？」

一郎は妖しく眉をひそめたと思ったら、左耳を食まれる。



両耳を2人に攻められ、今まで感じたことのない感覚に陥る。

「ん……っ、やぁ……っ」



「可愛いな、A。」

「俺様がもっと甘い声、出させてやるよ。」



「やめ、てよぉ……」

何とか声を紡ぎ出すと、2人の動きが一瞬止まった。



「そんな顔で言われてもな。」

「ますます虐めたくなっちまうだろ？」



「で、どっちがよかった？」

「え……？」

そんなこと聞かれても、答えられるはずがない。



「答えらんねぇなら。」

2人に腕を抑えつけられる。



「身体に聞くしかねぇよな。」

「覚悟しろよ？」









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どぅるじ様、リクエストありがとうございました！



ヒプマイ語れる仲間が1人増えました。

少し幸せな作者です。

夢野幻太郎 × 隠れヤンデレ→←山田一郎 ＋ 碧棺左馬刻 × 取り合い

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