15話 ページ16
帰宅後、リビングに行くと、私が目を腫らしている事にいづみさんは驚いていた。
「おかえ…えっAちゃん!?な、何かあったの?」
「い、いえ「隠すな、ちゃんと話してもらうからな」…」
「…とりあえず、皆荷物置いてきたりしよ?」
いづみさんが苦笑いでそう言い、私らは自室に戻り、制服から着替えたりと、用を済ませてからリビングにもう一度向かった。
リビングに着くと、先にO高男子3人といづみさんは座っていた。
私はいづみさんの隣に座り、話をする事になった。
「…学校で嫌がらせをされていて、今日帰ろうとした時にその嫌がらせしてるであろう人らに呼び止められて、これ以上調子乗るなら、嫌がらせもっと酷くするって脅されて…それで…」
「!Aちゃん…」
私は無意識に涙が出ていた。
いづみさんがティッシュを渡してくれ、私はそれで泣いてることに気づき、謝りながら受け取り、涙を拭いた。
「私が子役だったって事を元々嫌がらせしてる人らは勘づいてて、1年の後半の時に言われたんです「あの才香ちゃんって難波さん?って。そうだって答えた途端、有名人と知り合いかとか色々聞かれて…そこには天馬の名前も上がってました」
「!…」
「知ってるけど、もう関わってないと言った途端、なーんだという感じで、去っていって、多分有名人目当てだったんだと思います」
「なんスかそれ…」
「私もそう思ったけど、まぁ元子役なんてバレたらそうなるよなって思って、その時隠すようになった。それで、もう何も相手にされないと思ってたら、次の日から嫌がらせを受けるようになりました」
「は!?」
「私が子役だと確信して、態度がいけ好かなかったのか分かりませんが、画鋲が上履きの上にあったり、机の中が紙ゴミでいっぱいで開ければ暴言が書いてあったりとかがたまに…」
「っ…」
「2年に上がってもそれは続いて、太一や天馬や十座さんと話したり、ご飯食べたりするようになってから、毎日されるようになって、今日もっと酷いことするって言われて、流石に自分も怖くなったのか、涙が止まらなくてっ…すみませんこんな…」
「Aちゃんが謝ることないよ!」
「そうッスよ!」
「誰と仲良くしよーが、アンタの勝手だろ」
「そーだ、Aは何も気に病むことねぇ」
「っ…うぅっ…」
私はまた泣いた、泣き止むまで相当時間がかかりそうだった。
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mutsuTrb(プロフ) - 更新できず、申し訳ありません。忙しい日々が続いており、更新がとても不定期になりますが、今後もよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年12月4日 0時) (レス) id: 2878d2101b (このIDを非表示/違反報告)
夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花(プロフ) - mutsuTrbさん» いえいえ! ふむふむ、続き楽しみに待ってます♪そして応援しています!……夢主負けるな!(夢主にも応援w) (2018年7月30日 5時) (レス) id: f2643ccfd4 (このIDを非表示/違反報告)
mutsuTrb(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花さん» ありがとうございます!更新頑張ります!夢主ちゃんもこれからというところなので、楽しみにしていてくださると嬉しいです! (2018年7月29日 9時) (レス) id: 2878d2101b (このIDを非表示/違反報告)
夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花(プロフ) - あ、続き楽しみにしてます(下のアカウントと同一人物です) (2018年7月29日 7時) (レス) id: f2643ccfd4 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - まあ、夢主ならエスカレートしても芝居とかでそいつら潰すか、カンパニーのみんなも協力してくれると思う。きっと心強い味方もできる事だし、大丈夫だと信じてる。 (2018年7月29日 7時) (レス) id: bd08756414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ばな奈 x他1人 | 作成日時:2018年6月29日 22時