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とある日…
侑「なぁ、A」
「ん?」
突然深刻そうな顔をし、机に手を組んで話しかけてきた
侑「最近、働きすぎとちゃうか?」
「え?そんなこと…」
侑「俺が家事手伝ったり、変わろって言うても遠慮して全っ然やらしてくれへん!」
「そ、そんなことないよ!」
何故バレた!?さりげなく家事から遠ざけていること!
侑「今やって、こうして洗濯しとるやん?『俺やる』言うても!」
「そ、それはッ た、胎教にいいんだよ…(−ε−*)」
侑「嘘つくなや!」
「嘘じゃないよ!ほら、怠けすぎると赤ちゃんにも悪いし、こまめに動かなきゃ(^^;;」
そう言うと、侑くんは不服そうな顔をして私のことを( ≖_≖ )ジトーと見つめた
侑「一応言うとくけど、今8ヶ月やぞ?」
「けど、もう安定期には入ったし…」
侑「安定期っちゅうのは安全な時期やから大丈夫って言う意味ちゃうぞ!?」
「え!」
侑「胎盤とかしっかり出来て体とかちゃんとケイセイされた状態のことを言うんや」
なんでそんなこと知ってるんだろ…それになんかお医者さんみたい(꒪⌓꒪)
あっ、もしかして色々調べてくれたのかな?
「よく知ってるね〜」
侑「当たり前や、コウノ〇リで見てん」
「まさかのドラマなのね(( ̄▽ ̄;;)」
侑「ウッ、と、とにかく!もっと休まなアカン…って事で俺の膝にカモーン」
「私今、とてつもなく重いよ?」
なんせ、子供2人分+自分の体重だし
侑「俺を誰や思っとるん?プロバレー選手の宮侑やぞ?そんくらい練習のアップにもならへん!」
「うわっ!」
そう言うと、侑くんは私を軽々お姫様抱っこをして見せた
「ちょっ、危n((それにちょっと体調悪いんとちゃう?」
何故バレた!エスパー!?
侑「てことで、ベット直行やな」
「…ハイ」
侑「何回も言うけど、A1人の体やないんやぞ?無理して赤ちゃんとAに何かあったらどうすんねん。」
私をベットに寝かしながら、侑くんは淡々と言った。その顔は普段の彼からは想像できないほど本当に心配そうな顔だった。
「ゴメンなさい、でも何かあっても侑くんが一目散に助けてくれるでしょ?」
侑「それはッ」
「だから大丈夫!」
侑「安心しすぎやわ…危機感が無い“ママ”やで」
と、私の大きく成長したお腹を優しく撫でながら呟いた。
その横顔は少し『パパ』の顔になっていた。
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志保(プロフ) - すっごく面白いのですが絵文字無い方が見やすいかもです(汗) (2021年3月28日 19時) (レス) id: 70434f609f (このIDを非表示/違反報告)
名無し81060号(プロフ) - 藍琉さん» 暖かいコメント、ありがとうございます!これからもツムやサムのイメージを壊さず書けれるよう頑張ります!続編ももちろん出すので良かった見てください!ツムが父親やってる姿、私も楽しんで描きます! (2020年7月16日 12時) (レス) id: 6291645e92 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉(プロフ) - すごい!感動しました!ツムが父親って絶対楽しくて幸せですね!!続き楽しみです!!頑張ってください!!!!!! (2020年7月14日 19時) (レス) id: e2f068ce6d (このIDを非表示/違反報告)
声優LOVE - 牛島くん可愛い!続き楽しみです更新頑張って下さい! (2019年9月3日 20時) (レス) id: 9abf804052 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無し81060号 | 作成日時:2018年6月19日 14時