鈴木さん家の日常 7

月曜日 ページ1

ーースタジオ



振付師「うん！OK！」

前「はぁ、はぁ････っ」

振付師「ほぼ出来てるし、合格点かな。今日はこれぐらいにして、次回完璧にしようか」

翔「ふぅっ、はい！」

森「終わっ････「あの、ちょっといいですか？」････イヤな予感しかしないんだけど〜っ」

振付師「達、どうかした？」

達「どうっつーか････本番はもう今週末じゃないっすか」

振付師「うん、そうだね」

達「ほぼ出来てるじゃダメなとこに来てます。全員揃ってリハ出来んのあと1日しかないですし、もうちょっとやりませんか？」

森「Σうっわ！？やっぱりかよぉ････」

翔「は、ははっ(苦笑)」

振付師「うーん････達の言うことはごもっともだけどね、わかって言ってる？」

達「ハイ。俺、これ言うの今日3回目っす」

振付師「わかって言ってたの？！俺、てっきり頭に酸素回らなさすぎてわかんなくなってんのかと心配して一応聞いたんだけど････疲れは？」

達「まぁそりゃ疲れてますけど、一応頭は働いてます。何つーか、中途半端なもんを皆に見せたくないんですよ････後でこうしときゃよかったとも思いたくないし、時間がないって言い訳したくないのもあります。でもそれ以上に、きっと今ならさっきよりいいもんになる自信あるんすよね。俺」

振付師「うわーすごい自信(笑)」

達「俺もそう思います(笑)でも････不思議ですけど、確信めいたもんがあるんで」

振付師「ははっ！達はこう言ってるけど、3人はどう？」

森「どうって〜達は言い出したらきかないからなぁ〜」

達「祥太郎さん････」

森「まっ、疲れてはいるけど？動けないわけじゃないよ〜祥太郎さんは♪」

翔「僕もまだいけます！兄さん達と一緒にもっと高みにいきたいです！」

前「････はぁ」

振付師「あれ？」

達「････」

振付師「ため息前野くんはどうなの？」

前「あーっと････今のはため息じゃなくてですね、いや、ため息か････？」

森「自問自答やめろって wwwで、その心は？」

前「まぁ達に先を越されたってとこかと」

森「おー今日素直じゃん！」

前「言わせた人が言わないで下さいよ。よっと(座っていた体を起こして立ち上がる)」



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