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ネスの腕はより強くなる
名前は離れようとネスの肩を押すが
びくともしない。そのことに名前は困惑しているが名前より困惑している男がいた
ネス「(や、やわらかい?
これ…明らかに男の体じゃないコイツ…)お前、女性?」
名前「!」
ネスに言われて名前は驚きを隠すことができなかった
ネス「!…へぇ〜(笑)
そういう反応するってことは
図星なんですね(笑)」
名前「そ、そうだけど」
ネス「否定しないんですね!
カイザーがお前を気に入ったのも理解できました」
ネスは腕を緩めたが名前は離れることが出来なかった。ネスは名前の腰に腕をキツく回して
もう片方の手は名前の頸に添えて離れないようにされてしまった
名前「え?」
ネス「僕もカイザーもお前は女顔の変な男だと思っていたら…まさか本当の女だったなんて♪こんな面白いことならカイザー僕にも教えて欲しかったなぁ♪」
名前「お、面白い?」
ネス「えぇ!お前の知られたくない秘密…
握っちゃったんですから♪
周りに言いふらしたらどうなるんでしょうね?」
名前「!?…や、やめてくれないかな?
僕もノアも周りにはあんまり知られたくない
ことだからさ…」
ネス「なら…」
ネスは頸に添えていた手を後頭部に上げる
ネス「抵抗せずに大人しくして下さいね?」
ネスは後頭部に添えてる手を自分の方に引き寄せる
名前「!?」
名前は驚くが、力では勝てないことを理解するとすぐに目を閉じると
【ガシッ】
ネス「うぐっ!」
名前「へ?」
ネスの苦しそうな声を聞いて目を開けると、突然ネスの頭にメリメリと言わんくらいに沈められる。その手を見てみると見覚えのある王冠のタトゥーが彫られている
名前「か、カイザーくん?」
ネス「う、あぁ…」
カイザー「…」
見上げてみるとカイザーがいた…
カイザーの顔はいつものいやらしい笑みはなく恐ろしいほどの無表情
名前「カイザーくん!?は、離してあげて!?
ネスくんの頭メリメリ鳴っちゃってるから!?」
名前は我に返ると沈められるネスを心配して
カイザーの手を掴みネスの頭から離そうとする
カイザー「ネス。コイツは他の奴とは違う
俺のお気に入りに手を出して良いんなんて
行った覚えはないぞ?」
ネス「あ、あぁ」
名前「僕なら大丈夫だよ!?
お願いだからさ…離してあげて?」
カイザー「…」
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作者名:眠い羊ちゃん | 作成日時:2023年3月1日 0時