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人として神経を疑われる様な発言を
顔を怒りで真っ赤にして大声で叫ぶ祖父に
絵心は振り返る


絵心「子供を“物“つってる時点で
お前らにコイツを任せたりするかよ
俺といた方がいいだろ」


絵心は耳を塞いでいた手を離すと
名前の手をもう一度繋ぎ直す。
葬式の外に出ると_


?「名前!」


名前「玲王くん…!」


後ろから名前を呼ばれ振り返ると
そこにいたのは自分より背が伸びた玲王だった…名前はそれに気づくと絵心は手を離す

名前は一度振り返ると、絵心は行ってきていいと言う様に名前の反対の手に抱えられていた
サッカーボールを預かった。
名前はそれに心の中で感謝すると玲王に駆け寄った


玲王「名前!久しぶり!!!
帰ってきてたなら連絡しろよ!」


名前「久しぶり玲王くん!
ごめん、色々あって…」


?「玲王、やめてあげなさい
名前ちゃんだって大変だったんだ」


玲王「父さん…」


名前「!…玲王くんのお父さん!」


後から来たのは玲王の父親だった
玲王の頭をポンッと撫でると
しゃがみ込んで名前と視線を合わせる


御影父「名前ちゃん
うちの子になる気は無いかな?」


名前「へ!?」


名前はその発言に驚いた
玲王もそれに驚いた顔をしているが
すぐに嬉しそうな顔になって


玲王「マジで!!
いいじゃん!名前なろうぜ!
そしたら毎日いれるし!なんでも欲しい物手に入る!いいだろ?」


玲王は興奮気味に名前の両手を取って
返事を待つ、名前は返事に困り戸惑って俯いていると…


絵心「悪いけど、コイツは俺が引き取りますんで」


玲王「は?何コイツ?」


名前を助けたのは絵心だった
肩にポンッと手を添えると自分の方に引き寄せる
玲王は嫌そうな顔をして絵心を睨む


御影父「…君は誰だい?
名前ちゃんこの人は知り合い?」


名前「…玲王くんのお父さん」


御影父「どうしたんだい?」


名前は玲王の父の目を真っ直ぐ見て


名前「会社の部下の娘ってだけの僕を引き取ろうとしてくれたことはとても嬉しいです。
ありがとうございます…ですが、
僕はこの人に付いて行きたいんです。」


御影父「…そうか
君がそうしたいならいいよ」


玲王「え!?」


名前は頭を下げて10歳の子供とは思えない
丁寧な言葉で感謝と断ることを伝えると
玲王の父は少し悲しそうな顔をするが
笑顔をで引いてくれた。
それに反して玲王は驚いて蒼に詰め寄る

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作者名:眠い羊ちゃん | 作成日時:2023年3月1日 0時

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