期待されたいエゴイスト6【ブルーロック】 (ページ5)

今日:37 hit、昨日:105 hit、合計:10,758 hit

58話　掴んだ勝利ページ5

馬狼投入により一点を奪い取り同点となる
残された最後の1分が日本のサッカーの運命を決めることになる

名前「アディショナルタイム…！」

名前はほんの少し汗を流し焦った
もし、負けたとしても自分にとっての最高の“試合(舞台)“はあるとはいえ

名前「(頼むよ…！)」

青い監獄(ブルーロック)の勝った後の未来を見たいと言う気持ちもある

雷市「止めろ！！止めろぉ！！
ﾀﾋんでも守り切れ！負けたら殺すぞお前らぁ！！！」

名前「戻って！？」

ベンチにいた何人かが焦りからか
出て来ているのを戻すと＿

名前「！」

凛の“異変“に気づいた

名前「何…あれ？」

今まで見たことない目と表情をした凛を見た。舌を出してヨダレを垂らして冴を睨みつけている

まるで理性を失い怒り狂った獣の様だ…

冴と凛の凄まじい乱戦が始まる＿
冴が抜こうと技を出そうとした瞬間
凛がそのボールを弾くことに成功した

名前「！
とうとう…“運を掴み始めた“みたいだね」

そして、そのボールは愛空の頭上を通り
LUCKを掴んだ“潔世一“に届いた。
そのシュートは潔の武器“直撃蹴弾(ダイレクトシュート)“はGKは止められずゴールに突き刺さった…！

【うぉぉぉぉぉぉぉ！！！】

【ピッー！！！】

体が震えるほどの歓声に包まれ
試合終了のホイッスルが鳴り響く
勝利は“青い監獄(ブルーロック)“が収めたのだ。

潔達は冴と士道、Uー20に勝てた喜びで雄叫びを上げて勝利を噛み締めている
そんな彼らを見つめながら

名前「嘘…本当に勝っちゃった…」

名前は驚いていた
青い監獄(ブルーロック)勝てると言う自信はあった…だが、それなりに不安はあった

【グッ！】

絵心「…」

名前「！…お父さん」

初めて見た
絵心が拳を振り下げガッツポーズを決めているところなんて…

名前「ねぇ、お父さん…」

【クイッ】

絵心「！」

名前「僕も“あそこ(フィールド)“に立ちたい」

絵心のスーツの裾を引っ張り
勝利を喜ぶ潔達を指差し絵心を見る
その瞳はキラキラと羨ましそうにする子供の様な目だった

絵心「あぁ…ここまで
よく我慢してこれたな…

もうすぐだ、あともう少しで…
お前の最高の“試合(舞台)“が始まる
すぐに“あそこ(フィールド)“に立たせてやる」