66話 悪くない ページ29
千切「ほぃ」
【カコォン！】
烏「しゃあ！ナイスお嬢ぉ！！」
時光「接戦！接戦！」
玲王「お互いラスト１投で決まるぞ！」
対決が始まり数十分…
接戦となり、お互い次の1投で勝敗が決まる状況になった。
名前「みんな楽しそうで何より」
愛空「何で保護者みたいになってんの？w」
名前はドリンクを飲みながら眺めていると愛空が近づいて来た
愛空「ありゃ？天才くんは？」
名前「トイレ行ってる」
名前がそう答えていると愛空が隣に座る
愛空「？
ちょっと疲れちゃってる？」
名前「うん、慣れないこと多くて疲れちゃったんだ」
愛空「大人数でいるの苦手？」
名前「いや、そう言うわけじゃないんだ…」
名前は潔達を見ながら答える
名前「そもそも、子供の頃から友達いなくてさ…玲王くんと友達になったその日から海外に行くことになって、友達の作り方なんて知らなかったんだよ」
愛空「ほぉん…絵心は相当名前を束縛してたの？」
名前「ううん…違うよ
両親が亡くなったからお父さんが僕を養子にして貰ったから、それまで束縛して来たのは前の両親」
愛空「！？
へぇ、名前は養子だったの？」
名前「うん。
お父さんと出会った後はサッカー漬けの毎日と国を転々としてたから、13歳の頃からやっと友達の増やし方を覚えたんだ…
まぁ、国が違うから遊ぶことなんてなかったけど…」
愛空「んじゃあ…
今、名前は楽しい？」
名前「！………まぁ
“悪くはない“…かな？」
愛空「それは何より♪」
「「「「「よっしゃぁー！！！」」」」」
「「！」」
名前が愛空と話していると両チームストライクを取り同点。これでは決着が着かず延長戦をしなければならない
「ねーねー
あの人達って…」
「え…ヤバい！サッカーの！？」
「私TV(テレビ)で観たよ！」
名前「！…ヤバ」
愛空「おーっと結構可愛い子達いるじゃーん♪」
名前「目立ち過ぎたね…あ」
名前は周りに少し人が集まっていることに気づくとあることを思い出した…それは＿
「え！嘘ぉ！？」
「アレ！本物じゃなーい！？」
「本物の“糸師冴“じゃん！ヤバー！」
冴「あ？」
名前「遅かった…！」
名前がマズイと感じたのは冴のことだ
冴はUー20よりも認知度の高い選手であるから、人気も差が違う。写真を撮られてSNSに上げられたら面倒なことになる
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作者名：眠い羊ちゃん | 作成日時：2023年12月29日 20時
