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『私を助けてくれたあの子を、次は自分が助けられるようになりたいの』
って。
恭「あの子を変えたのはきっと、その子」
隆「……………」
恭「………………アンタ、なんでしょ」
隆「っ、」
俺は、俯いた
恭「あの子を助けてくれた事、恩に着るわ
……………でも、あの子を変えたアンタをアタシは許せないし許さない」
隆「……………すみま」
恭「でもあの子
あの日から何故か、幸せそうなのよ」
幸せ………………？
恭「傷を沢山作られても、殴られても
ここに帰ってくるあの子の泣く姿
見たことっ、ない、のよ……………」
恭さんの声が、震え出す
恭「っ、いつも、決まって言っていた………」
✱ ✱ ✱
「なんでウルさん、ボロボロなのに笑ってるんすか」
「俺たちの前では我慢しなくてい………」
『我慢なんか、してないよ
……だって、私の手でまた人を助けられたから』
「っ、ウルさ………………」
恭「でも、ウルちゃんが傷ついて帰ってきちゃ意味がな…………！！！！」
"""『傷は、強い者の勲章じゃない？』"""
恭「っ、だからって、大人になっても残るのよ、その傷も刺青も……………
貴方はいつか結婚だって………………」
『……………恭ちゃん、ありがとう
なら私の全てを愛してくれる人を見つける』
刺青も、このキズも、全部ね
✱ ✱ ✱
隆「……………傷は、強い者の勲章」
恭「そう言い続けてウルは
本当に、強くなっていったわ
でも、あの子は一人じゃだめなの
ねぇ、お願い」
俺は恭さんに真剣な眼差しを向けられる
恭「あの子を、"A"を守って欲しい」
✱ ✱ ✱
隆「美味しかったです、ご馳走様でした」
『恭ちゃ、みんな、ありがとうぅ〜！
ばいばあい』
隣でAはブンブン手を振る
恭「またおいで、"2人とも"」
「ウルさん、待ってますから！！！」
「ウルちゃんばいばーい！」
✱ ✱ ✱
俺らが歩き出してからもう
カフェが遠くなり、見えなくなっていた
『にしても、恭ちゃんが私以外の子と話してるなんてびっくりしちゃったや、しかも男の子！！！』
隆「……………あの人、良い人だね」
『ん、うん！』
隆「………………なぁ、A」
『ん？』
俺は足を止めた
『どうしたの、タカちゃん』
隆「……………俺が、Aを守るから」
『タカちゃ……………？』
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ルナ - めっちゃ面白かったです！！ (5月13日 20時) (
レス) id: 8aff1766b2 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 最高に面白いし、ドラケンとの絡みたくさんあるの嬉しすぎます、、終わりになってるけどまだ占ツク続けてたら時間ある時でも更新してもらえると嬉しいです、、完結までついていかせてください、、 (2023年4月21日 13時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
queen - 面白いです！！！最高でした！ (2022年12月27日 20時) (レス) @page14 id: 03be57a45a (このIDを非表示/違反報告)
イチゴアメ - 今まで見た東卍の作品で一番好きです！！ もうめちゃくちゃ面白かったです！！ これからも頑張ってください！応援してます！！！ (2021年8月15日 3時) (レス) id: 77a7bd0b14 (このIDを非表示/違反報告)
chiyoko(プロフ) - すのはらさん» なんか、こちらこそ、すいません あと、からだに、気おつけて、すごしてくださいね。(´・∀・`)ｷｵﾂｹﾃ〜 (2021年8月10日 8時) (レス) id: 280e534706 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのはら | 作成日時：2021年8月8日 8時
