16話 ページ17
〜続き〜
.
「しーちゃん!可愛いっ!!」
ぎゅーっ!!
「むぎゅっ!?」
涙目で睨んでいたはずが穂乃果に抱き締められてしまった。
しかも顔のところに胸があるから息が……
「穂乃果ちゃん、紫苑ちゃん苦しそうだよ」
「あっ!ごめんね!しーちゃん!!」
ことりのお陰で解放された。
あぁ、新鮮な空気だ……
そんなことしてると光に押し倒された。
ドンッ!!
「…ねぇ、今のなに?」
「ひ、ひか、り?」
今朝の絵里と同じ瞳をしていた。
光の知らない一面を見て怖くなった。
あの底が見えない暗い目も…
「なんで今キスしたの?」
「な、なんでっていうか、き、キスしてきたのは穂乃果、だし……」
「じゃあ何であの時お饅頭くわえたの？」
「べ、別に今更恥ずかしがるのもって思ったから…」
「…昔はそんなことするようなタイプじゃなかったのに」
「い、今だって穂乃果達以外は、む、無理だよ…」
あの怖い瞳で質問されると怖くて逆らえなくなって
自然と質問に答えてしまう。
「…………私も無理なの?」
「…は、恥ずかしい、し」
「何であの四人はいいのに私はダメなの?
ねぇ、何で?なんでなんでなんでなんで?」
私と額同士をくっつけて何でと問う光。
顔は近いしあの怖い瞳が近くで見えて怖い…
「っ紫苑から離れなさいよ…!」
その時、真姫が光を引っ張って私の上から退けてくれた。
「あ、ありがと、真姫」
「べ、別に……これくらい紫苑のためなら普通よ…」
ん?最後がよく聞こえなかった。
何て言ってたんだろう。
でもまぁ、聞こえないようなことってことは
それほど重大じゃないか…
「ｯｯ!!邪魔、しないでよっ!」
「はぁ。紫苑が怖がってたの分からなかったの?」
「っ!」
真姫が指摘すると息詰まる光。
「紫苑が、私を、怖がる、はず、ないっ」
必死に否定する。
まるで現実逃避してるみたいに…
「それでも現に怖がってたじゃない!」
キッと光を睨み付ける真姫。
「ふ、二人とも!も、もうやめn」
「紫苑っ!!私を怖いと思ってないよね…!」
がしっと私の肩を掴みながら先程の怖い瞳で問いただす光。
「ねぇ、怖がってないよね…っ!?」
「ひ、光、お、落ち着いて…？」
「こ わ が っ て な い よ ね ?」
「…………う、うん…」
結局、頷いてしまった私を見て光は満足そうに微笑んだ。
でもそんな光と対象的に穂乃果達は光を睨んでいた。
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らあ・めん(プロフ) - 出来上がりました！http://uranai.nosv.org/img/user/data/e/c/e/ece02a3ec1e26a25531e21d64a9c3007.jpg でございます！紫苑さんのつもりです。あくまで私が勝手に抱いているイメージですが、暖かい目でご覧下さい！ (2017年3月4日 16時) (
レス) id: bb0d6edb98 (このIDを非表示/違反報告)
☆Rin★(プロフ) - 稀神 翔平さん» 確かに可愛いですよね!私も大好きです!!質問に答えてくださりありがとうございました! (2017年3月3日 23時) (レス) id: 196d8e5a01 (このIDを非表示/違反報告)
稀神 翔平 - 自分はことりと花陽が好きです。おっとりした所がまた可愛い。 (2017年3月3日 21時) (レス) id: fc79b9eda4 (このIDを非表示/違反報告)
☆Rin★(プロフ) - らあ・めんさん» 良いんですか!!?是非、お願いします!!本当にありがとうございます!とても嬉しいです!! (2017年3月3日 16時) (レス) id: 196d8e5a01 (このIDを非表示/違反報告)
らあ・めん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております！突然なのですが、イラストを描かせて頂いてもよろしいでしょうか？ (2017年3月3日 15時) (レス) id: 02d57493b2 (このIDを非表示/違反報告)
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