煉獄家の長女は家族が居ません。

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歓迎会が始まって質問攻めにされてます。


天元「なんの呼吸を使ってんだ？」

『陽の呼吸です。炎の呼吸の派生ですね。』


蜜璃「甘味は好きかしら？」

『えぇ。勿論です。さつまいもを使った甘味が好きですね。』



みんながいろんな事を聞いている中、爆弾を落とした人がいた。


義勇「本当に煉獄の姉では無いのか。」

ほらみんな静まり返っちゃったじゃないか。

『はい。』

義勇「髪色も、瞳の色も全くと言っていいほど同じだろう。」


『……。』


しのぶ「今日は本当よく喋りますね。
そんなんだからみんなに嫌われるんですよ？」

義勇「俺は…おれは嫌われてない。」



泣きそうになんなよ杏寿郎…。



杏寿郎「……ｸﾞｽｯ」

しのぶ「どうしましたか?!」

杏寿郎「大丈夫だ。」


もう帰ろう。柱の輪を乱しちゃいけない。

お館様にも謝ろう。

柱をやっていると心が苦しくなる。


『す、すみませんでした。もう帰ります。』




追いかけて来ないでよ杏寿郎



杏寿郎「姉上!!!!」

『着いてこないで!!!!』

杏寿郎「嫌です!!なぜ俺を突き放すのですか！」

『私は貴方の姉ではありません』


もう屋敷に入ってしまおう。


杏寿郎「姉上！開けてください！
俺は理由が聞きたいだけなんです！」


『もう夜中ですよ。帰られたらどうですか？』

杏寿郎「今日は非番です！
姉上が開けてくれるまでここから動きません！」


もういい。どうでもいい。

勝手にしろ。

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