風柱の姉は無敵である

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皆が塞いだ事を確認する。


ﾊﾟﾁﾝ


『ｳｯ…ァァァァァァ!!!!!!』


痛い、痛い痛い痛い!!!!!!


＊耐えろ。耐えられたのなら、
手足が切断された人の傷口が塞がる。＊


師匠。

その通りだ。

無くなった手足は戻らない。

けど、手術をしなくても

傷口が塞がるのだ。


『ァァァァァァ!!!!!!』


呼吸。呼吸だ。






『よし!!!!!!手足のある隠や隊士!!!!!!行け!!!!!!』

「「「「「「「はい！」」」」」」」





宇髄/杏寿郎/槇寿郎
「何をすればいい!!!!!!」


『杏寿郎と槇寿郎さんは埋葬の手伝いを。
天元はあちらの珠代さんの手伝いを。』




よし、私も埋葬の手伝いを。

ﾊﾞﾀﾝ

柱「A!!!!!!」


『今の状況を説明する。

鬼舞辻を倒した事によって産屋敷家の呪いが少しずつだが解かれた。

手足の無い、柱は待機。

珠代さんや愈史郎に怪我の具合を見てもらう。』


不死川「姉ちゃん!!そのままだと姉ちゃんが死んじまう!!!!!!」


『死なねェ。

今愈史郎が私の屋敷に血を取りに行った。

何年か前から少しずつ血を貯めてた。

珠代さん。お願いしますね。』


珠代「はい。」


胡蝶「でも、珠代さんは鬼なのでは？」


珠代「Aさんが人間に戻す薬を持っていてくれたんです。

あと少しで死ぬところだった私を術で助けてくれました。」


『悪いが私は止血をしながら埋葬に行く。
実弥。支えてくれ。

もう少し、待っててくれ。』


柱「……。」









『ありがとう。
君達は鬼殺隊の誇りだ。

来世は幸せに生きてくれ。


ｺﾞﾎｯ...ｳﾞ...ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...』


不死川「姉ちゃん!!!!!!もう埋葬は終わったよ。
お館様の所に皆集まってる。行こう。」


『うん。』









お館様「さあ、みんな。これで全てが終わった。

この後、負傷者を蝶屋敷に運ぶよ。

それと最後に、幸せになりなさい。

これは任務だよ。鬼殺隊としての。」


「「「「「「御意」」」」」」



『お館様。これを。』


『私はもう少しで倒れます。
でも絶対に死にません。

もし私が五年目覚めなかったら声に出してこの文を読んでください。

遺書ではないので安心してください。』


お館様「分かったよ。
ありがとう。A、ゆっくりお休み。」


『御意。』





あっ……。

倒れる。


実弥「姉ちゃん!!!!!!」

『ちょっと疲れちゃった。
寝かせてね。絶対に起きるから安心し……て。』

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