風柱の姉は無敵である

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聞こえる。

「頚を！」

居る！

『おい！私の大事な家族を傷つけるんじゃねえ！』

黒死牟……。

黒死牟「お前は…。なぜ死んでいない。
25の歳の前に痣が出ているというのに。」


ーー嵐の呼吸 参ノ型 嵐の夜


空気が揺らいだ。

何かしらの異変が起きてるんだろう。


ーー月の呼吸 拾肆ノ型 兇変 天満繊月


攻撃と攻撃の隙間

ためだ。このままだと無一郎と玄弥が死ぬ。


黒死牟「うぉぉぉ!!!!!!」

一か八か。

ーー癒しの呼吸 漆ノ術 檻守 心


二人を守らないと。


ザシュッ

『ｸｯ……。』


終わらせよう。

ーー乱の呼吸 壱ノ型 瞬間の乱


首が斬れた。
畳み掛けなきゃ…。

『実弥!!!!行冥!!!!攻撃を弱めんな!!!!!
まだ誰も死んでない!!!!!!』


不死川「上等だゴラァァ!!
消えて無くなるまで刻んでやら''ァァァ!!!!!!」



ーー風の呼吸 捌ノ型 初烈風斬り

ーー岩の呼吸 伍ノ型 瓦輪刑部

ーー乱の呼吸 参ノ型 夢見の乱


やっぱりダメか…。

回復力が凄まじい。


黒死牟「ｯ…。？！」


体が崩れている…。
終わった……な。

悲鳴嶼「……。なんと。」


シィィィ

『？！実弥!!!!!!攻撃を止めろ!!
鬼はもう再生していない!!!!!!』


気絶してる？！

ダメだ。実弥の体力に限界が来る。


ギュ

バタン


『行冥。ありがとう。私が来るまで堪えてくれて。』

悲鳴嶼「当たり前の事だ。」



幸い無一郎も、玄弥も生きてる。

無一郎はしばらく起きれないだろう。

玄弥は…。良かった。

鬼の効力も抜けてるね。


『玄弥。よく頑張ったね。
無惨との戦いが終わるまで、無一郎の傍に居てやって。

私の技で守られてるから絶対に死なない。』


玄弥「姉ちゃん……。ありがとう。
体を斬られるとこだった……。」


『当たり前だ。』


まだ司令が入らない。

無惨のところに行くのはまだ早いのか。



玄弥は体力がもうほとんど無い。

体を動かす事はまだできないだろう。


無一郎は…。

両腕の切断。

上手く止血は出来ている……。


大丈夫。絶対に死なない。



鬼舞辻無惨……。

たとえ私が死んだとしても、

亡骸で戦い続けてやる。

お前が情けなく消えていく所を

嘲笑ってやる。


覚悟しろよなァ。

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