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資料は綺麗に戻して、ベットに座る。
何かあった時のために小さなハサミを拝借し、服の裏側のタグに引っ掛けて隠した。

後は寝たフリをして、朝にでも何処かへ連れてかれるのを待つとしよう。


彼らが動き出すのは案外早く。3時頃には廊下を歩く音がし始める。
ご苦労なこった。
目を閉じると私の居る部屋の扉が開く。

「どうだ?」

私の首筋に手を当てたり、肩を揺すったりしてくる。
狸寝入りがバレないようにゆっくりと呼吸を繰り返す。

「寝ている。やるなら今だ」

両手首を前で縛られ、目隠しをされる。
慣れた手つきで抱き上げられ何処かに運ばれる。

恐らく車両の後部座席に寝かせられ、エンジンの掛かる音も聞こえた。慎重に発進したのを見るとやはりやましい事を隠してるのは明確。

追加で薬を投与され無かったのも幸運。
あまりにも都合が良すぎてニヤける顔を何とかして落ち着かせる。

小声で会話してるのを聞き、テロの作戦を纏める。

単純だった。

私にホワイトマスクの格好をさせて縛って部屋に入れ、仲間と一緒にレインボー部隊に殺させるか、もし大勢で来るなら私を盾にして目の前で撃ち殺してやる

そんなものだった。

あんなに月日が経ったのに、私があっちの施設にいない所を見ると
レインボー部隊は私を少なからず生きてるのは厳しいと判断してるだろうし。

そんなにホイホイつられてくる程バカは居ない。
そう思いたい。

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(プロフ) - 愁雨さん» 愁雨様。いつも当小説をお読みいただきありがとうございます。お気遣いのあるコメントに大変助けられました。自分のペースでゆっくりとやっていきます。こんな真夜中にコメントして下さり恐縮です (2020年9月1日 3時) (レス) id: 340c3809db (このIDを非表示/違反報告)
愁雨(プロフ) - いつも読ませて頂いています!お体が優れなかったら無理せず安静なさって下さいね。これからも更新楽しみにしてます^^ (2020年9月1日 2時) (レス) id: 5322e92a1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月23日 1時

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