二十五ノ剣撃-雨の対戦2 ページ28
no-side
『貴方の意思が、気持ちが、言葉が…私のあり方です』
ツナ「…言葉…」
ツナがそう呟くと、月端の方を見た
覚悟を持った強い瞳を持って
ツナ「助けたい…山本もスクアーロも、どっちも助けたい！」
リ「ﾌｯ」
ザン「…」
ーそれでこそ大空…―
ツナ「えっ？」
どこからが聞こえた声がツナの耳に届いたが、声の主は見当たらない
月端は口角を少し上げたと同時に
スク「ガキ…剣のスジは悪かねぇ…あとはその甘さを捨てることだぁ…」
スクアーロがもう少しで海洋生物に食べられる時
月端の体が少し銀色に光り輝いた
その光は決して眩しいものではなく、目を引くものが何かあった
ツナ「A…さん？」
『(ﾌｯ 拝命した』
光が止むと、その場にいた月端は山本たちの元にいた
山「！？A！」
スク「ゔおぉい！てめぇ…！」
月端は海洋生物からスクアーロの腕を引き、遠ざけた
その瞬間、海洋生物の標的がスクアーロから月端に変わった
ツナ「ッAさん！！」
山「A！！スクアーロ！！」
スク「ゔお！？」
月端は山本にスクアーロを飛ばし、海洋生物と対峙した
海洋生物は月端に突っ込もうとしていた
『哀しいな』
そう月端が呟くと海洋生物の動きが停止した
すると、海洋生物が急に怯えだした
ツナ「え…？」
獄「どうなってやがる…」
了「動きが止まったぞ！」
ディ「なんなんだ…」
ベル「ししっどういう訳？」(汗
レヴィ「どうしたと言うのだ！」
ザン「…」
山「…A？」
スク「どういうことだぁ…！」
リ「…」
マ「…」
そこにいるもの全員が、この状況を理解できなかった
あの凶暴だった海洋生物が1人の人間に対して怯えだした
海洋生物はその場から逃げるように去った
チェル「月端様、対戦の邪魔をしてもらっては困ります」
『邪魔？』
チェルベッロが俯いたままの月端に声をかけた
"邪魔"という言葉に月端は顔を上げ、チェルベッロを見た
チェル「！！」(ｿﾞｯ
全「！！？」(ｿﾞｯ
それは必然的に、そこにいたみんなに顔が見える
月端の顔は変わりはしてはいないが、あの綺麗な藤色の瞳なのだが、瞳孔だけが赤く輝いていた
『雨の対戦は山本君が勝った時点で終了しているはずですが』
チェル「そ、それは…」
『…』
月端はその様子を冷たい顔で見ていた
何時もの月端からは想像出来ないような殺気を交えて…
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夢純(プロフ) - ルカたん天使さん» ありがとうございます！精一杯頑張らせていただきます！ (2019年9月16日 12時) (
レス) id: c8e75c87a6 (このIDを非表示/違反報告)
ルカたん天使 - 面白いです！頑張れ！応援してます (2019年9月16日 9時) (レス) id: dd53ace290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢純 | 作成日時：2019年2月25日 2時
