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ジャミルside
俺の隣を歩くA
きっと楽しんでいたはずのパーティーを邪魔してしまい、罪悪感がふつふつと湧いてくる
Ja「…な、なぁ…」
『んー?』
Ja「…良かったのか?…パーティー…
連れ戻した俺が言うのもあれだが…招待されたんだろ?」
『あー…ふふっ…いいよ。呼んだのはカリムだろ?
ケイト先輩のマジカメでも見たのかな』
ニコニコと笑いながら先程とは違い、軽い足取りでスカラビアの鏡に入るA
あぁ…本当に分からない
ハーツラビュルを出るまでは悲しい、まだここにいたい。などの感情をした表情していたというのに
今は早く帰りたい。そう言ってるかのような雰囲気
それと連れ戻されるのを分かっていたような言い方にもひっかかる
…A……お前は何を考えているんだ…?
日に日に分からなくなっていく幼馴染みに俺は脳が追い付かなかった
そもそも何故大衆の前では他人のフリをしなければならないのか
これもAが入学する時にAが出した提案だ
流石のカリムもなんでだ?と何度も問い詰めていたがAは曖昧な答えしか返していなかった
違和感を持ちながらも俺はAの事を君、とか他人行儀で話すがAは本当に他人かのように接してくるので心にくる
カリムは約束とは言え、Aと気軽に話せなくてテンションが下がる時がある
まぁ…その代わりに話せる時になったら彼奴はこれでもかってくらいにAに甘えているが…
…というか、エース達はAの事やけに引き止めたが…友達……なのか?…
そもそもなんでAがハーツラビュルのパーティーに招待されたんだ?…
…彼奴が最近言っている用事…とはなんなんだ?…
友達作りなら普通に言ってくれればいいのに…
…やはり、何をどう読もうとしても分からないな…
『カーリームー』
Ka「!A!!!」
大胆に扉を開くと、ベッドの寝転んでいたカリム
勢いよく起き上がり、Aに飛びついた
『ただいま』
Ka「おかえり。ジャミルもおかえり」
Ja「え、あ、あぁ…ただいま」
Ka「…どーだった?ハーツラビュルのパーティーは」
『楽しかったよ。御伽の国みたいで』
Ka「そうかそうか。リドルには何かお礼をしなくちゃだな
あの先輩にも」
『ケイト先輩にもするならハーツラビュル寮生全員にしないと不公平だろ』
Ka「あぁ、そうだな」
…なんだ…この探り合いのような会話は…
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るーるるー(プロフ) - noumintouminさん» ありがとうございます。好きと言って頂けて光栄に思います。更新の方は可能な限り全力を尽くします故、応援の程宜しくお願い致します。 (2020年6月14日 0時) (レス) id: 4fadcecdf1 (このIDを非表示/違反報告)
noumintoumin(プロフ) - 心惹かれる作品ですね。とてつもなく好きです!更新頑張ってください!! (2020年6月6日 12時) (レス) id: e7570f0985 (このIDを非表示/違反報告)
るーるるー(プロフ) - 詞輝さん» コメントありがとうございます。幾分、ストーリーは決まっているんですが、なかなか進め方が難しく更新が遅くて申し訳ないです。可能な限り全力を尽くしたいと思います。応援感謝致します (2020年5月31日 12時) (レス) id: 4fadcecdf1 (このIDを非表示/違反報告)
詞輝 - おもしろいです!!続きが気になります。応援してます!更新頑張ってください!! (2020年5月31日 1時) (レス) id: 746ebb4f25 (このIDを非表示/違反報告)
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