バーボンの婚約指輪

夜道のバーボン ページ1

事件が終わり、あの名探偵毛利小五郎が推理を話し終わった。

なるほど、聞きしに勝る探偵だ。

しかし、何故か気になる、あの子供…。
　 ﾎﾞｰｲ
眼鏡を掛けた、少年…。

ベルモットはあの近辺に詳しいから、また訊いてみるか。

もう帰ろう。ひとり寂しく夜道を歩く。

ベルモットみたいにいつでも傍に来てくれる相手がいる訳じゃ無いからな。

「バーボン？」

後ろから僕の名前を呼ぶ声がした。

女の声だ。組織の者か？

でもキャンティやベルモットの声でもない。

「誰だ？」

振り返って眼を瞠った。

透き通るようなムーンストーン色の肌。

大人びた顔立ち。すらりとした細い身体。

穢れのない深紅の唇。

濃淡の月のように輝く銀の髪。

そして、ひときわ目を惹く鋭いアメジストのような瞳。

…こんな美少女は見たことが無い…。

少女は滑らかな声で続けた。

「バーボンでしょ。世間には安室透で通ってるけど、組織の一人」

この少女、何を知ってるんだ？

美しいが、組織のことを知っている以上、生かしておくわけにはいかない。

僕はピストルを取り出し、彼女に近づいて頭に銃口を押し当てた。


☆★☆


日本人だけど、うまれつき髪とか目とか違うってことでお願いします！

無茶苦茶な設定、はいわかってます。

駄作者ですから仕方ないんです。

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