防弾少年団は私の彼？ (ページ6)

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不器用な彼。SG ページ6

「ユンギ！今日ね、会社の同僚たちがみんなで飲もうって誘ってくれたんだけど、行ってきてもいいかな？」

答えはわかってる。

『ふーん。行ってこれば？』

パソコンに向かいながらこちらをちらりとも見ないで興味なさげな返事をする私の彼氏ユンギ。

いつもこうだ。ユンギは私にあまりにも干渉しない。

心配してくれとは言わないけど、少しは気にしてくれてもいいのになって。

いつもの返事ながら、今回もいつものように少しがっかりしながら服を選びに部屋に戻る。

何を着ようかな、ジーンズ？いや、今日は飲んで食べるんだ。このむしゃくしゃも忘れるんだ！ジーンズでは対応できない！

そう思って選んだのはシンプルだけどお気に入りのワンピース。

ゆったりめのワンピースならいっぱい食べても大丈夫だもん、なんて可愛げのない食い意地をはってみる。

髪もアップにして、香水は食事だからつけずに準備を終える。

「いってくるね」

パソコンに向かうユンギの横を通って一声かける。

『ん』

たったそれだけ。あからさまに無関心な様子のユンギに私はまたモヤモヤしてしまう。

いいんだ、今日はパーっと気分を晴らすんだから！