検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:172,772 hit

ヤキモチやきの彼。3 JK ページ5

「あ〜〜かわいい…癒されるなぁ…」

ジョングクの座るソファの反対側に座って、わざと他のアイドルの動画を私も見ながらつぶやいてみると、

視界の端でちらりとこちらを見るジョングク。

それでもまたIUの動画に目を戻すジョングク。

「ライブ次いつするのかなぁ…」

もう一度つぶやくと、『はぁ。』とため息をつくジョングク。

『ヌナ』

『僕とその人、どっちが好きなの』

少しむすっとしながらスマホの電源を切ってこっちに顔を向けて放った言葉。

「んー?」

意地っ張りな私は、さっきのジョングクみたいに顔をスマホから離さずに答える。


すると横から見ていたスマホをとられた。

『聞いてんの?俺とこの人、どっちが好きなのって』

見るからに不機嫌そうなジョングク

でも私だって、さっき辛かったんだもん。

明らかに自分より綺麗で、ジョングクのタイプで、放送でも公言しちゃうくらい大好きなのを知っていて、

なにより、一般人の私と、ジョングクと同じ芸能人の彼女。

あぁ、考え始めたら惨めで悲しくなってくる。

年下のジョングク相手に私は何をやってるんだか。自分にも嫌悪感を感じはじめる。

そんなことを考えていると、ジョングクが突然キスをしてきた。


『無視するの?』

「グクだって。」

「グクだって、ずーっと動画見てたじゃん!私よりIUが好きなんだ。」

『ヌナ』

「もういいよ!」

『ヌナ!』

感情的になる私にグクはさっきより幾分かいたずらな表情だった。

『ヌナの彼氏は僕でしょ?それに、僕の彼女はヌナ。』

「IUのほうがずっと綺麗で歌も上手で−」

『だから?IU先輩のことは尊敬してるし、ファンだけど』

『僕はヌナが好き。』

『理想はIU先輩っていわないと、ヌナ、って言ったら大騒ぎになるでしょ?』

『だから、他のグループよりも僕らを見てて。他のアイドルじゃなくて、僕で癒されて』

少し拗ね気味にそういうグクにゆっくりと抱きしめられた。

不器用な彼。SG→←ヤキモチやきの彼。2 JK



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
368人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 短編
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マンネline♪(プロフ) - グクほんとにIU好きですよね〜なんかIUが羨ましいです…笑これからもファイテイン〜 (2016年1月1日 18時) (レス) id: 085a248619 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こうさぎ | 作成日時:2015年11月19日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。