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砂糖な彼。2 SG ページ37

お風呂に入ってから脱衣所でバスタオルを巻いて化粧水をつけていると、

ガチャッ


脱衣所のドアが急にあいた。


「…きゃぁぁ!」

『ばかか。俺だよ』

叫ぶ私の声がうるさそうに顔をしかめて耳をふさぐ彼が立っていた。

「び、びっくりするじゃん!」

『なんだよ、会いたいっていうから会いに来てやったのに』

「一言言ってくれれば…」

『あん?』

私のさっきの叫びがよほど耳に来たのか、ユンギさんは不機嫌。

「ご、ごめん…」

『それより』

「…?」

近寄ってくるユンギ。

『服、きねーの?』


…忘れていた。


今の私はバスタオル一枚。

「ちょ、み、見ないでよ!」

そう言って慌ててユンギを押し出そうとすると、腕を掴まれる。

そして、

『そのままでいいわ。どうせ脱がすし』


ニヤリと笑って言うから私は動きが止まる。

そうしてる間にユンギにお嬢様抱っこをされて、


『…お前、太ったろ』


なんて悪態をつかれても、

期待に胸を躍らせていた私はもうなんでもよかった。



ベッドに落とされる。

『…A。疲れ、癒してよ』


そういって甘く甘くキスを落とされる。

「んっ…」

深くなるキスについていくのがやっとで、なにも考えることができなくなる。


今日が2年記念日だっていうのを忘れられていたとしてももういい。
今日、ユンギが会いに来てくれたのだから。
今日お祝いできないなら、来年でもいい。
再来年でもいい。
ずーっと一緒にいられるはずだから。


行為を終えて私の髪を撫でながらユンギはぶっきらぼうに、少し笑いながら言った。


『A。次のアルバム、楽しみにしとけよ』






アルバム発売後、ファンたちから一番反響があった曲は、ユンギの作詞作曲で。


タイトルは、「2年目も、その先も」


ヒップホップをこよなく愛するユンギが作ったとは思えないほど、優しく甘いメロディーの曲だった。

涙と彼。JM→←砂糖な彼。SG



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マンネline♪(プロフ) - グクほんとにIU好きですよね〜なんかIUが羨ましいです…笑これからもファイテイン〜 (2016年1月1日 18時) (レス) id: 085a248619 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こうさぎ | 作成日時:2015年11月19日 23時

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