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10ー7 ページ46

「こんな話がある。アイヌの娘が山で鹿の新しい死骸を見つけた」

おもむろに話し出すアシ(リ)パ

「喜んだ娘は鹿を縄で繋いで川に流し、岸を歩いて村まで運んだ」

視線を向ける3人

「これは、アイヌ独特の運搬方法だ」

浮力を使ったものである

「村の男たちはその鹿を見て、娘がヒグマの獲物を持ってきてしまったことに気がついた」

新しい死骸を放置できるほどの猛者は森の中ではヒグマしかいないからだろう

「その夜。村人は一晩中、鹿を取り戻しに来たヒグマと戦うはめになった」

「鹿を川に流して運んだのにヒグマは獲物のニオイを追って来れたのか?」

いつになく食いつきのいい白石

「いいや…ヒグマは獲物を盗んだヤツのニオイを追ったんだ」

「……」

ーーなるほど…。別にレタ(ラ)じゃなくたって…

何か閃いたようだ

「村へ戻ろう」

リュウを連れて歩き出すアシ(リ)パ

「ヒグマに鉢合わせになる前に行くぞ白石」

後ろを向き白石の背中に声をかける杉元

「置いてかないでえ〜?」

『早く来いよシライシ』

「あれえ?!Aちゃんまで〜?」

微笑む白石

「いつもみたいにニ(シ)パつけてよお」

微笑み返すA

『もういいかなって』

その眩しい笑顔に

「クーン…」

鳴いた

11ー1→←10ー6



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顔文字(プロフ) - のんさん» はじめまして!コメントありがとうございます!原作に絡めても大丈夫なように気をつけていたので気づいていただけで嬉しいです!わかりました…!貴重なお時間割いてご意見くださりありがとうございます!のんびり誤字脱字修正していこうと思います〜! (2019年7月10日 19時) (レス) id: 1db8204846 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 面白くて一気に読んでしまいました!原作に忠実ながらも、違和感なくストーリーが織り込まれていて、楽しんで読ませて頂きました。更新についてですが、作者様のペースで、無理なくゆっくり更新して頂ければと思います。これからも楽しみにしております。 (2019年7月10日 19時) (レス) id: bcb5888a80 (このIDを非表示/違反報告)
顔文字(プロフ) - Riranさん» まじっすか!ぜひ!ありがとうございます!ぜひ、よろしくお願いします! (2019年7月9日 0時) (レス) id: 1db8204846 (このIDを非表示/違反報告)
Riran(プロフ) - 顔文字さん» 私でよければたくさんお話ししましょ?私もあまり周りにいなくて寂しいです (2019年7月8日 23時) (レス) id: 335e466572 (このIDを非表示/違反報告)
顔文字(プロフ) - Riranさん» こんばんは!ご意見ありがとうございます!金カ夢読んでくれる友達がいないもので夜分にご相談してしまってすいません!参考にします! (2019年7月8日 23時) (レス) id: 1db8204846 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:( 'ω') | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年6月27日 14時

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