紅一点は次世代のred (ページ6)

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Aside

玲於『Aどこ行くの？』

「うーん。どこだろ笑」

適当に歩いてたらトラステに着いた。

玲於『トラステ？』

「千社札1枚だけ買う！」

1枚買ったら壱馬さんが出た。

玲於『あっ壱馬じゃん。』

「．．．自分狙ったのに、」

ファンのみんなと同じように

スマホケースの中に千社札を入れる。

玲於『なんかA話したそうだけど？』

「いや～昔を思い出してサ？」

今から2年くらい前

GENERATIONSも今ほど騒がれなかったし

弟も芸能界入りして間もなくだった。

私のファンが弟を

弟のファンが私を叩くようになった。

浮所f(Aのファン)
『Aちゃんのおかげで有名になった』

浮所担(飛貴のファン)
『男ばっかのグループで媚びを売ってる』

とのような事。

まあ勿論こっちは言われ慣れてるから

気にしてなかったけど、問題は弟だった。

飛貴『．．．俺ってこの世界に必要なのかな、』

「飛貴、」

落ち込みようが半端なかった。

でもそれを表に出さない弟は

ちゃんとアイドルになれていると思った。

青い鳥で垢を作っていい

と許可が降りた私は早速弟が頑張っていると

乏しい語彙力ながら文字にした。

初っ端から弟のツイはどうなのかと

ファンの間で審議されたらしいが

まあしょうがないかで流された←

勿論私の口から遠回しに弟を悪く言うな

と言われればアンチ(？)は圧倒的に減ったと思う。

今では弟が私の青い鳥を乗っ取るほど活躍してるが

勿論飛貴の顔写真は貼った時ない。

なんか向こうの事務所で制限掛かってる(？)から

まあ知らないけど←

玲於『途中端折(はしょ)りすぎて

ちょっとよくわかんない。』

「ごめん。端折るの大好きなんだ、」

まあ、抜けてる場面は後から追加で話すよ。

玲於『．．．愛華(あいか)の件は絶対言えよ？』

「．．．分かってる。」

小林愛華通称愛華。

去年かな、また

GENERATIONSに女子を入れようってなった時

ボーカルとして一時期GENERATIONSに入ってきた。

コイツの事は忘れたくても忘れられない。

いや、忘れちゃダメな気がする。

玲於『．．．無理に話すなよ、』

「分かってる。」

私より年上の彼女は、

私の弟のファンだった。