【名探偵コナン】真実と誓いと嘘つきの君 2【安室透/降谷零】

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｢毛利小五郎について調べて欲しい｣

｢…毛利小五郎………って、あの最近有名な探偵だよね｣

｢そうだ｣

朝目が覚めたら既に零くんは準備もバッチリで。今日はスーツでも真っ黒の服でもなく綺麗めな私服姿だった。
さらにご丁寧にプレートに綺麗に並べられたハムサンドの朝食も完成していた。体を休める時間も少ないのだからこんな事をする暇があるなら1秒でも多く寝て欲しい、というのが本音だが、これがまた美味しすぎるのだ。罪深い。


｢ふーん、探偵業の方の仕事？｣

｢いや、今度バーボンとして彼に接触する｣

｢……組織の指示？｣

｢そうだ、彼がシェリーと関わりがあるかもしれないという情報が入ったんだ。｣

成程、それで『探偵 安室透』として最近忙しそうにしていた事と繋がった。毛利小五郎と接触しやすい『顔』を造っていたのだろう。

｢分かった。すぐまとめる、次いつ帰ってこれそう？｣

｢組織の仕事が落ち着いたからな。おそらく、暫くは探偵業と公安の仕事が中心になる。明日の夕方か夜あたりに1度帰れる｣

｢おっけー、それまでにまとめるね｣

｢そこまで急がなくていいから！！A、ちゃんと寝てないだろう、それに頼んだ仕事以外も色々と探って居るだう！？……本っ当に、有難いけれど、少しは自分の体も労わってくれ｣

｢え、えぇ……う、｣

勢い良くまくし立てられて反論のタイミングを逃した、けどそっくりそのままお返ししたいセリフだ。私は零くんの体調の方が余っ程心配だというのに。

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