恋と微炭酸ソーダ 〜そらまふ〜

友人 ページ4

貴方side

教室の中心で、女子と笑い話をしているのは、彼方と、私の友人の、翔太。あの二人に、真冬をたした3人が、クラスの中心の男子。
とは言っても、女の子の扱いもサラッと出来て、話上手な2人に比べ、真冬は口下手だ。

女子と話す時はオドオドしてるし、自分からは基本的に話しかけない。(男子とはめちゃくちゃ話す。)

貴方「3人ともホント、モテモテだよね。｣
私は小さくつぶやく。

翔太とは中学からの友達で、ちょくちょく2人で遊びに行く仲だ。

久しぶりに相談に乗って欲しいが、周りに女子が居すぎて話しかけられない。


貴方「ぅぅうううう｣

唸っているとぽん、と背中を叩かれた。

驚いて振り向くと、

翔太「何唸ってんのお前www｣

翔太だった。

貴方「い、いつの間に！！｣

翔太「いや、なんか、魔物みたいに唸ってたからさwww｣

どこまでも小馬鹿にしおって！！
ってか、今のうちに…

貴方「翔太…あの、今日の午後って空いてる？｣

翔太「ん？空いてるけど、どした｣

貴方「久しぶりに、話を聞いてほしく、て。｣

私がそう言うと、翔太は特に何も聞かず、

翔太「ん、わかったー！｣と言って、私の髪の毛をわしゃわしゃと撫でくりまわして去っていった。

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