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買い物3

にかいどう side




千賀と家で遊んでると、千賀が

スマホを見せてきた。



千「ニカ!これから、ニカんちにA来るって!」


二「ホントだ、渡したいものってなに?」


千「...さあ?」





千賀が見せてきた、LINEには

千賀と俺に渡したい物があるから

今から、俺んちに来るという連絡。


今日、特別な日でもないよな?




二「何だと思う、千賀」


千「うーん、Aって俺らが考えないようなこと考えてるからなぁ〜」


二「俺らが考えないようなことって、どうやっても考えつかないじゃん!笑」



千「お楽しみってことだよ!」




ピンポーン



千「来たっ」




俺より、早く行くなよー笑

ここ、俺んちになのに!

俺より早く玄関に行ってしまう千賀。




「お邪魔しまーす」


千「入って入って〜」


二「ここ、俺んちだからね?笑」


千「しってるよ?」



これだから、天然は...笑


ちょい潔癖な俺のために、Aは

近くの銭湯に行ってきたらしい。



女の子だし、さすがに男の家で

お風呂は抵抗があったみたい。




千「渡したいものってなに?」


「コレ」


二「リング?」


「うん」



俺と千賀が渡されたのは

俺のイニシャルT.Nと千賀のイニシャルK.S

のリング。



「コレね、皆でオソロなんだよ!ほら!」



Aの指には、Aのイニシャル

が掘ってある俺らと同じくリング。




千「オシャレー!ありがとう、ちょー嬉しい!」


二「ありがと」


千「ニカ〜、照れてんのかよー!笑」


二「うるせーわっ!笑」


「ニカ、千ちゃん、これからもよろしくね?ってことで」


「ニカ、千ちゃん大好き」




いつもは見せないような、はにかんだ顔。

すごく、嬉しくてたまらなくなる。


こんなにも、小さな体で俺らと同じように

頑張っている。



こういうの、愛しいって言うのかな?

なぜかすごく、抱きしめたい。


二「俺も、大好き」


千「大好きっ」


「ありがとっ」



3人で抱き合って、感謝の言葉を

述べる。



千「あれ、ニカ。泣いてる?笑」


二「泣いてねーよっ!...ふふふっ」


「泣くなよ〜笑 ふふ」




ちょっと、涙腺が緩んだ。

そういう、千賀も涙目だけど

心の中に閉まっといてあげた。




A、これからも大好き。

これからも、よろしくね?

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作者名:あいすくりーむ | 作成日時:2017年1月23日 1時

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