アイドルと社畜【巴日和】

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無事終電に乗ることができて家に着くことが出来た私は、夜ご飯にカップ麺を作り、丁度今3分待っている途中である。


テレビのチャンネルを変えながらダラダラしていると、巴さんがテレビ番組に出ていた。



『何だこれ？''Eveの魅力に迫る1時間''･･･？』



Eveって何だ？ と思いながらカップ麺の蓋を開ける。



『あー、そういえば同僚が話してたな。EveとAdamがなんとかこんとか。』



麺を啜り、テレビに目線を戻す。



『隣にいるこの人は、何だっけ。えーと、ささおかジュン？』




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司会｢では次は漣さん。漣さんは休日は何をして過ごしているんですか？｣


ジ｢俺は__________｣

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『あ、それそれ。漣だ。』


(うーん、アイドルの名前は覚えにくい。)



そんなことを考えながらまた麺を啜る。



しばらくインタビューが続き、しばらくすると番組の終盤になった。



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司会｢今日は特別に1曲披露してくれるそうなのですが、どのような曲なのでしょうか。｣


日｢今日は''Trap For You''をお届けするね！Trap For Youは、__________｣

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『あ、これ確か、同僚がよく聞いてるやつ。』




同僚がこの曲を聞いて楽しそうに話していた光景を頭に浮かべながら、巴さんと漣さん話を聞く。


しばらくすると、2人が簡易的なステージに移動しだした。



司会｢では、Eveのお2人で''Trap For You''です。どうぞ。｣



〜♪



曲が始まると同時に、そこには話している時とは全く違う雰囲気の2人がいた。



『すごい、かっこいい･･････。』



麺を食べる手は止まり、私の目はテレビに釘付けになっていた。



(アイドルって、こんなにかっこよかったっけ？)

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