Unrequited Love 【朔間凛月】 (ページ23)

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『き、気のせいじゃないですか？第一、私は昨日夜遅くまで起きてませんでしたし。』

英｢相変わらず分かりやすいね。嘘がバレバレ。目が泳いでるよ。｣

『へっ、違います！これは料理が美味しそうだなーって眺めてるんです！』

英｢･･･別に怒らないから正直に言って欲しいな。｣

『え』

英｢もう弓弦から色々話は聞いてるし、実は奥の手を使って桃李からも話を聞き出したんだ。｣

(う、うそー･･･。ていうか桃李くん、何に釣られたの！？)

『桃李くんに使った奥の手ってなんですか？』

英｢野菜食べなくていいよ券5枚分｣

『･･･････････････うん？えっと、ごめんなさい。や、野菜･･･なんですって？』

英｢野菜食べなくていいよ券5枚分。何かおかしいかい？｣

(えっと、それはつまり私の存在は野菜以下ということ･･･？そりゃ野菜の方が栄養あるし、美味しいし、私なんかより断然偉いと思うけど！)

『それってどんな券なんですか？』

英｢1回のご飯につき1枚だけ出せる券で、そのご飯の時は野菜を食べなくてもいい、残しても怒られないという券だよ。｣

『それ弓弦さん反対しなかったんですか？』

英｢もちろんしたさ。けど｢英智様のためなら、今回だけ･･･。｣って了承してくれたよ。｣

(弓弦さん、そこは意地でも反対してほしかったです。)

『そうなんですね。』

英｢で話を戻すけど、Aは凛月くんのことをどう思ってるの？僕のことはどう思ってるの？｣

『凛月に対しての気持ちは、やっぱり''好き''ですね。』

英｢それはLikeとLove、どっちの意味の好き？｣

『LikeじゃなくてLoveです。』

英｢なるほどね。｣