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衣更先輩に告白したい! ページ38

(あ・・・・・・・・・、)



言ってしまった、嫉妬したと。


顔を赤くしてるのは怒っているからなのだろうか。

それとも、照れてるから?


凛月先輩の言葉を思い出す。



______________________________________________


凛「なんでこういう時に思い切って告白しないんだろうね、あんたもま〜くんも。関節キスまでしたのに。」

______________________________________________


『凛月先輩は嫉妬する女、嫌じゃないんですか?』


凛「俺は別に。あ、嫉妬心が強すぎるのは嫌だよ。でもさ、男っていうのは、多少嫉妬された方が嬉しいもんなんじゃない?」


『そういうもんなんですかね?』


凛「うん。あんまりネガティブになっちゃダメだよ?あんたも、あんずくらいしっかりしてるし、可愛いんだからさ。」


『・・・・・・!!』

______________________________________________



凛月先輩の言葉を信じてもいいのだろうか。


もし信じたなら、顔が赤くなっているってことは照れてるということになるし、私が告白してもOKを貰えると言うことだ。



(もし、嘘だったら・・・?)



そんな不安が頭をよぎる。


けど、ここまでして私と衣更先輩がくっつくのが嫌なのか。


衣更先輩が私の事を話していたと教えてくれた時も、衣更先輩と私がクレープを食べているところの話を聞いていた時も、


心做しか楽しそうで、真っ直ぐな目をしていた。



これはあくまで私の憶測に過ぎないが、

凛月先輩は衣更先輩が幸せなら、衣更先輩が喜ぶなら、

それが自分の幸せで、自分の喜びたと思っているのではないだろうか。



(考えすぎ、かな。)



衣「俺がさ、嫉妬してくれて嬉しいとか言ったら、どうする?」


『・・・!』



凛月先輩の言う通り、本当に嬉しかったのだろうか。

やっぱり、信じてみてもいいんじゃないか。



『私だったら嬉しいです。』


衣「マ、ジ・・・?」


『だって私、』



もう言ってしまおう。

振られたって友達のままでいられるならそれでいい。

彼をプロデュースできるならそれでいい。




衣更先輩の目を真っ直ぐに見て伝える。





『私、衣更先輩のことが好きですから。』

衣更先輩と付き合いたい!→←衣更先輩に謝りたい!



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作者名:するめ | 作成日時:2022年2月21日 20時

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