衣更先輩に〇〇したい！【衣更真緒】 (ページ26)

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衣更先輩に会いたい！Part2 ページ26

IN 学院

靴箱から上靴を取り出して、靴を履きかえる。

外靴を靴箱にしまい、周りを見渡す。
少し進んだところで、

｢『あ』｣

？｢おー、おはよう。昨日ぶりだな！｣

『おはようございます、衣更先輩！』

今日も衣更先輩に会えた。

いつも通りの先輩に頬が緩む。

衣｢途中まで一緒に教室行かないか？｣

『はい！』

衣更先輩と廊下を歩く。

どうしても昨日のことを意識してしまうので、何を話せばいいか分からない。

そして、咄嗟にでた一文は

『わっ、私、今日部活あるんですよね〜。』

これだ。

衣｢どうした？語尾が裏返ってるぞ？｣

『す、すいません！』

緊張のあまり、声が裏返ってしまった。

衣｢へ〜、部活ね。確か紅茶部だっけ？｣

『はい。なので、今日は凛月先輩に会わないといけないんですよ。』

衣｢えーと、凛月とは犬猿の仲なんだっけ？｣

『そうなんですよ。･･･ていうか、その事覚えてたんですね。』

衣｢まぁな。｣

『なので、今日は朝からテンションが低いんですよ。』

衣｢そうか？俺にはいつも通りに見えるぞ？｣

『うーん･･･、なら衣更先輩に会って元気が出たんだと思います！』

衣｢それは絶対ないだろ。｣

『それがあるんですね。』

衣｢へぇ〜。まぁ、とりあえず部活頑張れよ。｣

『ありがとうございます。頑張って凛月先輩と喧嘩しないようにします！』

衣｢頑張るところそこかよ！じゃあ、俺こっちだから。じゃあな。｣

『はい。今日もまあどこかで会えるといいですね！』

衣｢会いたかったら、頑張って俺を探せよ〜。｣

それぞれの教室に行くために、私たちはここで別れた。